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当院代表佐藤俊彦のコラム ~新年あけましておめでとうございます~

新年あけましておめでとうございます。

宇都宮セントラルクリニック 放射線科医 佐藤俊彦

 

オリックスとの業務提携から約1年半が経過しました。

 

放射線治療センターは順調に稼動し始め、さらに本年3月までにデジタルPETを導入する予定です。デジタルPETはこれまでの検出方法から大きく検出能が向上し、従来のPET機器と比較して明らかに解像度が上がっております。脳PETでは1mm、体幹部では2mmの分解能を持っております。したがって、ほぼMRIと同程度の分解能を持つこととなり、これまで以上に診断精度が向上する上に、FDGの投与量も半分に減らすことが可能です。全身の撮影時間は最短で3分程度です。当面は放射線治療の患者さんの急増により、PET2台体制で検査を実施してまいります。

日本では熊本大学で1号機が稼働しており、本邦では2号機となります。被曝量が1/2で、撮影時間は3分程度の装置です。PET検査でお待たせすることはありません。県内でのデジタルPET導入ははじめてで、次世代の診断が可能となります。

 

デジタルPETの最大の特徴は、ガンマ線をクリスタルで発光させ、光のアナログ信号をデジタル変換する方式から、直接光子をカウントする方式に変えたことで、感度も空間分解能も一段と改善しています。MRと同程度の分解能をPETで実現します。

現在導入されているPET/CTの画像と新しいデジタルPET/CTの画像を比較したものです。圧倒的に小さい病変を描出することができます。放射線治療における位置決めや効果判定の評価にも重要な役割が期待されます。

 

また、中国プロジェクトでは北京に5月にWoman’sイメージングセンターをオープン致します。ここでは中国人向けのメディカル倶楽部を開設し、現在毎月50名近い来日患者さんの数を150名規模に増加する予定です。

 

遺伝子治療研究所は2019年9月に上場する予定で準備しており、ALS(筋萎縮性側索硬化症)やパーキンソン病の治療用ベクターを量産する体制を整備中です。これまで1人分のベクター生産金額が約1000万円かかっていたのですが、これを100万円規模まで低減する予定です。パーキンソン病の遺伝子治療にはFMT-PETという検査が不可欠で、その診療・検査を当院で実施しております。ぜひ一度、神経内科の外来を受診していただきご相談下さい。BRAINという雑誌にAADC欠損症の論文が掲載されました。ビデオでまとめてありますので、ぜひ、ご覧ください。

https://academic.oup.com/brain/advance-article/doi/10.1093/brain/awy331/5296575

 

また、メチオニンPETは、放射線治療の治療後変化を検討する意味で重要です。これも県内では当院だけで実施しておりますので、ご相談いただければ幸いです。

 

本年も引き続きご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。