医療関係のみなさまへ

MRIについて

今回、当院はSIEMENS社の3.0T-MRIを追加導入し、既存のPHILIPS社製のMRI2台をアップグレードしました。
これにより、全てフルデジタルとなり早期に高性能の機器で検査を行っております。
 

設置機器

  • PHILIPS dStream 3.0T
  • SIEMENS MAGNETOM Spectra 3.0T
  • PHILIPS dStream 1.5T
MRIについて
MRIについて

今回、当院はSIEMENS社の3.0T-MRIを追加導入し、既存のPHILIPS社製のMRI2台をアップグレードしました。
これにより、全てフルデジタルとなり早期に高性能の機器で検査を行っております。

信号強度が2倍(従来の1.5Iとの比較)信号強度が2倍(従来の1.5Iとの比較)
信号強度が2倍(従来の1.5Iとの比較)
だから・・・

  • 従来、所見かアーチファクトの判断が困難だった画像の、正確な診断が可能。
  • 頭部MRAにおいて、従来見えなかった穿通枝などの血管も鮮明に視認可能。
  • 軟部組織のコントラスト分解能が向上し、関節軟骨部の変性等も見えてくる。

さらに・・・

  • Chemical Shiftが2倍になるので、MRスペクトロスコピーの分解能も2倍となり、従来に比較してよりシャープなPeakを得ることができる。
  • Functional MRIやDiffusion Tensor Imagingは術前評価に有用。
  • 保険点数は1.5テスラと同じ。同じ検査料金でさらなる高精度の診断画像を。
高分解能心臓撮像
高分解能心臓撮像
高分解能で冠状動脈を撮像する際、息止め時間内に撮像を終了することは不可能です。当院のMRI ではナビゲーション技術(モーショントラック、スライストラック)を駆使して、通常呼吸下で、呼吸による動きに合わせてスライス位置を補正しながら撮像しています。
※冠動脈を撮像する場合は1.5テスラの方が有効です。

検査可能項目

頭部VSRAD
頭部3D-T1強調画像を撮像し、解析ソフトにて海馬傍回などの部位の萎縮度を正常例と比較します。この結果で算出された数値をZ-Scoreと言い、2.0以上がAlzheimer型認知症の可能性があります。

※診断を補助する為のツールになります。確定診断は臨床症状と合わせてお願い致します。
※※正常例のデータベースは55歳以上で作成されている為、若年齢の場合はエラーになる可能性があります。


ASL(Arterial Spin Labeling:血液スピンラベリング)
造影剤を使用しない脳の灌流MRI撮影法で、脳の血流動態を画像化します。DSC法(Dynamic susceptibility contrast法)は造影剤を使用するのに対しASL法は血液をトレーサーとして使用する為、侵襲性が低い検査です。またSPECTやPET検査と違い、放射線を使用しない検査ですので被曝の心配もありません。急性期脳梗塞時の血行評価や側副血行路の診断に有効です。 対象疾患:脳動脈閉塞疾患、急性期脳梗塞 等

ASL(Arterial Spin Labeling:血液スピンラベリング)

Multi Phase ASL
ASL(Arterial Spin Labeling:血液スピンラベリング)

Single Phase ASL(pCASL)
ASL(Arterial Spin Labeling:血液スピンラベリング)

ASL MRA

MRS(Magnetic Resonance Spectroscopy)
通常のイメージングとは異なり、生体内の代謝物質をスペクトルとして得る方法です。代謝物の構造などによる共鳴周波数の違いを利用し、代謝物の種類を同定します。スペクトルパターンの違いや、特定の代謝物の検出で、種々の疾患の診断や鑑別ができる可能性があります。
MRS(Magnetic Resonance Spectroscopy)

Single voxel
MRS(Magnetic Resonance Spectroscopy)

CSI

DTI(Diffusion Tensor Imaging)
白質繊維の方向により水の拡散のしやすさの違いをMPGパルス(Motion probling gradient)の方向を変えた複数の拡散強調画像をもとにテンソル解析を行う事で、脳白質の繊維構造を可視化する方法。
白質の密度や量に関連した拡散異方性が定量でき、かつ白質繊維の方向も分かるという特徴を持っています。
DTI(Diffusion Tensor Imaging)

fMRI
磁気共鳴機能画像法(Functional magbetic resonance imaging)MRIによる運動刺激や感覚刺激、認知過程の脳活動領域の画像化手法。放射線被曝が無く、繰り返し撮像が可能です。Bold効果(Blood Oxygen on Level Depending)脳活動による血液酸素濃度の変化を利用して画像化する。活動領域は酸素消費が5%程増加すると言われており酸素を放出したデオキシヘモグロビン(常磁性体)が増加するが、局所脳血流もそれ以上に大きく増加する為に酸素と結合したオキシヘモグロビン(反磁性体)の割合が優位となる事を利用しています。

※fMRIを研究目的で使用する場合は、保険で検査は出来ません。1検査あたりの検査費用は別途相談の上、決定させて頂きますので、お問い合わせ下さい。また、検査費用の中に研究で使用するデバイスの機器代は含まれません。
予めご用意頂きますようお願い致します。

fMRI

Bold Imaging

MRAとは逆に血液の信号を抑制し、血管壁を描出する方法です。T1W-BBとT2W-BBの2つの撮像で、プラークの性状の鑑別が期待できます。また、当院では3Dでの撮像によりオブリーク断面の再構成・表示が可能です。

頚部 BB(Black Blood)

T1W-BB
頚部 BB(Black Blood)

T2W-BB

初期の分離はT2強調脂肪抑制像でよく観察できます。
陳旧性のものはグラディエントエコーの3D脂肪抑制T1強調像を矢状断で撮像することにより、検出に期待ができます。

脊椎 腰椎分離辷り症に対する矢状断THRIVE,VIBE

2W-脂肪抑制
脊椎 腰椎分離辷り症に対する矢状断THRIVE,VIBE

T2W-脂肪抑制
脊椎 腰椎分離辷り症に対する矢状断THRIVE,VIBE

3D脂肪抑制T1強調像(VIBE)
EOB・プリモビストとは、ガドキセト酸ナトリウムを有効成分とし、静脈内投与後、血管内および細胞間隙に非特異的に分布するだけでなく、キレートに導入された脂溶性側鎖であるエトキシベンジル基により肝細胞に特異的に取り込まれます。その後、尿中・糞中に排出されます。
特徴として、1回の検査で血流動態と肝機能評価が可能です。
肝硬変やHCV等のハイリスク者に対して有効です。
上腹部 EOB(高分解能)

肝細胞相
2kイメージング(3.0T)
2048×2048マトリクスでの撮影。従来の1024マトリクスの2倍の解像度で撮影可能です。整形領域に有効です。

右記検査は診療情報提供書に記載してある疾患名と照らし合わせ、随時追加撮影しております。必要な場合は、診療情報提供書にその旨をご記載下さい。
また、撮像に時間がかかるものもございますので、予約時にお知らせ下さい。

関節
MRIの症例:頭部
前交通動脈瘤
MRアンギオグラフィ上、前交通動脈に2mm弱の動脈瘤を認める。

前交通動脈瘤
前交通動脈瘤
前交通動脈瘤

急性期脳梗塞
MRAでは、右後大脳動脈および右内頚動脈の狭窄を認める。Diffusion imagingでは、高信号を認め、急性期の脳梗塞を呈する所見である。

急性期脳梗塞
急性期脳梗塞
急性期脳梗塞

もやもや病
両前・中大脳動脈は全体的に非常に細い。もやもや血管と思しき細かなflow voidが、両中大脳動脈周囲にT2強調像で認識できる。

もやもや病
もやもや病
もやもや病
MRIの症例:頭頚部
聴神経腫瘍
2~3ヶ月前から難聴あり。MRIにて左小脳橋角部に腫瘤があり、内耳道内に連続している。27mm大の聴神経腫瘍と判断。

聴神経腫瘍
聴神経腫瘍
聴神経腫瘍

舌癌
舌に腫瘤をふれる感じがあり来院。DWIBSでも高信号をしめし、左舌縁に40×25mm大の舌癌を認める。

舌癌
舌癌
舌癌

甲状腺癌
甲状腺狭部に直径9mmの腫瘍を認める。T1強調像・T2強調像で、等程度の信号。軽く造影されることから甲状腺癌を疑った。

甲状腺癌
甲状腺癌
甲状腺癌
MRIの症例:胸部
乳癌
左乳房C領域に16mm大の不整形腫瘤が認められた。造影剤を用いたDynamic studyにおいて、遷延する辺縁優位の造影効果が認められ、乳癌を疑った。

乳癌
乳癌
乳癌

心筋梗塞
左室下壁の壁運動は低下。遅延造影にて左室下壁に増強効果を認め、下壁梗塞を疑った。

心筋梗塞
心筋梗塞
心筋梗塞

左冠動脈狭窄
軽労作にて胸部不快を認め受診。精査の為、冠動脈MRA施行。冠動脈MRA上、左冠動脈#6にMRIにて90%の有意狭窄を疑った。心臓カテーテル検査を行ったところ、MRIと同様に、左冠動脈#6に90%の有意狭窄を認めた。

左冠動脈狭窄
左冠動脈狭窄
左冠動脈狭窄
MRIの症例:腹部
膵頭部嚢胞腺癌
膵頭部に57x43mmの腫瘤が見られる。多房性嚢胞性腫瘤の性状をしめし、厚い壁、隔壁を有し壁在結節も認めることから嚢胞状腺癌を疑った。

膵頭部嚢胞腺癌
膵頭部嚢胞腺癌
膵頭部嚢胞腺癌

胆石
胆のう底部から体部に胆石を複数認める。

胆石
胆石
胆石

肝細胞癌
肝S6に腫瘤を認める。造影剤を用いたDynamic studyにて早期濃染を認め、Delayed ring enhancedを認めたことから肝細胞癌であると判断。

肝細胞癌
肝細胞癌
肝細胞癌

腰椎ヘルニア
腰椎椎間板のL5/S1椎間板ヘルニアが突出し、左硬膜嚢を圧排していることにより左下肢のしびれを生じている。

腰椎ヘルニア
腰椎ヘルニア
腰椎ヘルニア
MRIの症例:下腹部
卵巣チョコレート嚢胞
右卵巣に4cm大のT1強調像・T2強調像ともに平滑な高信号腫瘤が認められます。T1強調脂肪抑制像で信号低下は見られないことから、チョコレート嚢胞であると判断した。

卵巣チョコレート嚢胞
卵巣チョコレート嚢胞
卵巣チョコレート嚢胞

前立腺癌
前立腺外腺左葉に被膜を浸潤する腫瘍を認める。またDWIBSでも高信号を認める。前立腺癌と判断した。

前立腺癌
前立腺癌
前立腺癌

子宮頚癌
子宮頚部を中心として、体部に至る腫瘤状の腫大が認められ、漿膜側の壁不整や膣円蓋への浸潤も疑われた。

子宮頚癌
子宮頚癌
子宮頚癌
MRIの症例:四肢
大腿部中間広筋転移および大腿骨浸潤
大腿中ほどの左中間広筋内に、84mm大の嚢胞性腫瘤を認める。多房性で隔壁に充実部を有しており、悪性腫瘍と思われる。同筋を含め大腿四頭筋に広範な浮腫を来たしているほか、隣接する大腿骨皮質を菲薄化し、骨髄内に浸潤していると思われる。

大腿部中間広筋転移および大腿骨浸潤
大腿部中間広筋転移および大腿骨浸潤
大腿部中間広筋転移および大腿骨浸潤
MRIの症例:全身
メラノーマ脊椎転移
メラノーマによる多発性の骨転移。椎体(頚椎~腰椎)に多発する大小の明瞭な腫瘤が認められる。

メラノーマ脊椎転移
メラノーマ脊椎転移
メラノーマ脊椎転移

MRI検査の弱点

MRI検査は、磁場を利用して検査する為、体内金属がある方は画像に影響が出る事があります。また、ペースメーカーを使用されている方はMRI検査自体が不可な場合があります。
MRI検査は検査時間が他の装置と比較して長い事が多く、狭い空間で検査を行います。その為、閉所恐怖症のような方は検査が難しい事があります。詳しくは当院の放射線科(028-657-7303)までお問い合わせ下さい。

撮影ご依頼時の流れ

01 ご予約
まずはお電話ください。
宇都宮セントラルクリニックPETセンター 
直通電話 028-657-7303
02 情報共有
患者さまのお名前、電話番号、病名等の諸情報をお知らせください。
お打ち合わせの上、撮影日の決定をさせていただきます。
03 撮影
撮影日当日、患者さまにご来院いただき、撮影を行います。
保険証、紹介状を忘れずにお持ちください。
04 結果案内
当日のうちにCD-Rもしくは、フィルムをお渡しいたします。読影レポートは撮影翌日、または翌々日にFAXもしくは郵送いたします。CITRIXをご契約されている施設には、検査直後に画像がアップロードされます。読影レポートは検査翌日、または翌々日にアップロードされます。