超高濃度ビタミンC点滴のご案内
超高濃度ビタミンC点滴のご案内
高濃度ビタミン療法は、もともとがん治療の代替え療法として、アメリカなどで研究されている治療法です。点滴により高濃度のビタミンCが短時間に全身へ行き渡ることで、体内のビタミンC濃度を高め免疫力を高めたり、体内の抗酸化など期待できるため、健康維持や予防目的に行う方が増えております。
経口接種と点滴による違いとは?
ビタミンCは水溶性なので、多く摂っても余剰分は尿として排出されます。ビタミンCの血漿濃度は、およそ400mg/日で飽和すると報告されています。そのため、ビタミンCを大量に経口摂取しても、血中濃度はある一定以上から上がりません。ところが、直接静脈内にビタミンCを点滴で大量投与すると、経口摂取の数十倍の量が血管内に行き渡ります。こうしてビタミンC血中濃度を高めることにより、ビタミンCを必要とする各器官に直接行き渡らせ、経口摂取とは異なるレベルの作用、各種疾患の予防や、免疫力の向上が期待できます。妊婦や、喫煙者、ストレスに晒されている人は、ビタミンCが失われやすいのでより積極的にビタミンCを摂取する必要があります。
次のような方にお勧めします!
レモン1200個分のビタミンCを細胞に届ける!(25g投与の場合)
- 免疫力を上げたい
- 疲労やストレスが多い
- 心疾患、冠疾患を予防したい
- 老化・生活習慣病予防をしたい
- アトピー・アレルギー体質
- 二日酔い・冷え性・肩こり
- 肌荒れやシミができやすい
- お肌のはり、つやの改善をしたい
- ニキビができやすい、治りにくい
- タバコを吸われる方は、ニコチンによりビタミンCが破壊されるので、特におすすめです。
高濃度ビタミンC点滴の特長
ビタミンCはリンパ球の働きを活性化し、抗ウィルス作用のあるインターフェロンを増やします。そして免疫力を向上させ、風邪やウイルスなどによる感染症を予防して健康をつくります。
ビタミンCは、老化や、心臓病・がんなどの生活習慣病を誘発する活性酸素を抗酸化作用で無毒化します。また、活性酸素から肌を守り、皮脂の分泌を抑制してニキビの予防・改善もします。
ビタミンCの抗ヒスタミン作用により、アレルギー疾患が緩和します。
ビタミンCは、活性酸素に対する抗酸化作用により疲労の回復を早めます。また、ストレスによりビタミンCが消費されると、活性酸素が体内に貯まりやすくなり、血流が悪くなります。ビタミンCを摂取することでストレスが緩和され、身体への悪影響を抑えることが期待されます。
ビタミンCは、動脈硬化を促進する過酸化脂質の生成を抑制し、血中コレステロール値を低下させる作用があります。糖尿病の方は、ビタミンCを補給することで血糖値の改善も期待できます。
健康な皮膚や血管、筋肉、骨などを作るのにコラーゲンは欠かせません。ビタミンCは繊維芽細胞の働きを高め、コラーゲンの生成を促進する作用があります。
コラーゲン生成を促進することで、肌のハリや弾力を保つことができます(しわ・たるみの防止)。
肌が紫外線を浴びると活性酸素が発生し、肌を守るためにメラニンが生成されます。これがシミのもとになります。ビタミンCはシミの原因となるメラニン生成を抑制・還元(美白作用)させる働きがあるので、シミの予防、改善をします。
超高濃度ビタミンC点滴開始前に必要な検査
G6PDクリーニング検査とは、赤血球膜G6PD活性の測定をするものです。G6PDは、抗酸化成分の濃度維持に重要な赤血球にある酵素です。この酵素が遺伝的に欠損していると、超高濃度ビタミンC点滴を受けた際に溶血発作を起こす危険性があります。この酵素の検査を事前に行い、酵素欠損のある方は超高濃度ビタミンC点滴を受けることができません。
超高濃度ビタミンC 点滴の料金
項目 | 料金 |
---|---|
診察料(必須) | 11,000円 |
G6PD検査(必須) | 11,000円 |
超高濃度ビタミンC点滴 | |
投与量 25g | ¥18,150 |
投与量 50g | ¥36,300 |
※表示料金は税込み価格です。
受診の流れ
医師との面談をおこないます。
・初診面談料…11,000円(税込)
03 血液検査
G6PDの検査をおこないます(初回のみ)
・G6PD検査料…11,000円(税込)
04 点滴
超高濃度ビタミンCの点滴をおこないます。
・料金は投与量によって異なります。
・点滴時間は25gで約1時間になります。
※点滴は1週間後以降に検査結果が出てから開始となります。
超高濃度ビタミンC点滴の副作用について
・点滴刺入部位、あるいは周囲の痛み
これは比較的多く見られます。ビタミンCの量(浸透圧)や点滴速度、血管の状態などが関係します。こういった条件で起こる痛みに対しては温めたり、点滴の速度をゆっくりにしたりすることで対処しています。 その他、点滴という行為に伴う点滴漏れ、刺入部の感染、内出血などが起こる可能性はゼロではありません。
・吐き気や頭痛など
ときどき見られる副作用ですが、点滴の速度や、患者さんの全身状態などによります。点滴の速度をゆっくりにするなどして対応します。
・眠気、ボーっとする
これは、おもにビタミンCの抗ヒスタミン作用によると考えられています。抗ヒスタミン作用とは、花粉症のお薬を飲むと眠くなるのと同じメカニズムによるものです。一時的なものなので特に心配はありません。