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オリックスとの業務提携に関して

オリックスとの業務提携に関して

宇都宮セントラルクリニック 理事 佐藤俊彦

拝啓、いつもお世話になっております。

先日、テレビ東京のWBSの取材がありました。

私が顧問をするメデイカルリサーチ社は、2011年、Forensic radiology serviceを日本で実施するための会社として設立しました。

https://www.medicalresearch.co.jp/

これまでに、交通事故の後遺症認定・医療訴訟に関する鑑定業務を実施してきましたが、3本目の柱として、認知症事業に取り組もうと準備して参りました。

認知症は、高齢化社会とともに急増し、2035年には人口の1/3が高齢者となり、その半数が認知症になると予想されています。

そこで急増しているのが相続とそれに伴う争族です。

殆どのケースが、被相続人が死後に鑑定依頼が来るのですが、それでは限られた資料なので、鑑定には限界を生じるわけです。

通常は、公証人役場で遺言状を公正証書遺言にしてもらうのですが、役場の担当者に認知能力=意志能力を判断するスキルがあるものではありません。したがって、事実上、めくら判なのです。

それを事前に画像診断と精神科医の面談により意志能力を証明するサービスが、メデイカルリサーチの意志能力鑑定サービスです。

https://www.medicalresearch.co.jp/mental/

これまでは、10億円以上の案件が殆どでしたが、現在は5000万円以下の争続が多く発生して相談事案が急増しています。

画像診断に関しては、早期に認知症を診断するためには、FDG-PETが有効ですが、保険診療として認められていないので、なかなか普及していないのが現状です。

当院では、軽度認知症MCIを発見するために、脳のFDG-PETを自由診療で提供しています。PETによる癌検診の時に、同時に検査していただくことをお勧めします。

https://ucc.or.jp/consultation/dementia

そして認知症の薬剤がどれも症状を緩和するだけで、原因をもとから治す薬でないことから、効果は一時的で、発病してしまうと様々なケアが必要となっているわけです。

予防するために認知症の根本原因であるホモシステイン酸に着目した研究を長谷川先生が論文にしております。その論文では、91名の末期のアルツハイマー病患者さんにサプリメントを使い、すばらしい効果を証明しています。

これがPhenomenon1969というサプリメントで、アマゾンの通販サイトや丸の内メデイカルサポートでの販売を実施しております。

すでにセントラルメデイカル倶楽部のメンバーさまには、ご愛飲いただいております。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000023837.html

認知症とそれに伴う様々な問題に対するソリューションをこれからも事業の柱にして参ります。

 

また、今月より、宇都宮セントラルクリニックとオリックスは、業務提携を実施しました。オリックスより営業支援を受けることで、中国からのインバウンド事業や国内富裕層向けの予防医療マーケットの営業を強化して参ります。

また、本年11月よりOPENします高精度放射線治療センターの集客にも、オリックスのブランディング戦略を利用する予定です。

http://www.orix.co.jp/grp/news/2017/170703_ORIXJ.html

私が、オリックスの子会社のフリール社の社外取締役を務めていたところから接点が始まり、彼らのモバイルイメージングサービスの拠点としての画像診断センターが必要であること、当院にとっては、モバイルイメージングサービスを利用して、県内の市町村や事業所への健診を開始することで、さらに高度な健診事業を展開できるものと思います。

今後、東京への画像診断センターの進出により、放射線治療への集客を考える意味におきましても、大手資本との連携は不可欠と考えました。

2018年から2019年にかけて、日本の金利上昇を考えると、有利子負債が大きいことで命取りになる確率が高いと判断しているため、医療機関の継続的なサービス提供確保のためにも、オリックスグループとの関係強化を決心したわけです。

日本の医療機関は、基本的に銀行借り入れしか、資金獲得の手段がありません。したがって、金利上昇により、大きな経営危機になることが予想されます。

今後の安定した宇都宮セントラルクリニックの発展のために、オリックスとの業務提携は必ず皆様のお役に立てる経営判断であったと思います。

今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。