医療関係のみなさまへ

椎体関節系

 


 

 

 

 

【主訴】臀部~両側下肢痺れ感
 
【検査】脊柱管狭窄症疑いにて腰椎単純XP、腰椎MRI施行
 
【結果】L5の後方辷り、L5/S1椎間板ヘルニア、変形性脊椎症
 
【参考】単純X線ではL5/S1の椎間板腔狭小化を認めるが、椎間板ヘルニアの所見は得られない。MRIでL5/S1椎間板後方突出の所見が得られた。

 

 


初期の分離症は、T2強調脂肪抑制像で高信号域として認められることがあります。
初期の分離は骨折線がはっきりしないため、レントゲンではなくMRIによる検査が有用です。

 

 

 


左の症例は椎体が白くなっており、新鮮な圧迫骨折と診断できる。
一方、右の症例は椎体に濃度差が無く陳旧性(古い)圧迫骨折と診断できる。

 


単純XPでL1に圧迫骨折を認めるが、新旧はわからない。MRIのT2強調脂肪抑制像において高信号域を認める(骨髄浮腫)ことから、新鮮な圧迫骨折であることがわかった。

 


 

 

 


 

 

 

 

 

戻る