お知らせ・トピックス

年末のご挨拶

宇都宮セントラルクリニック 放射線科医 佐藤俊彦

今年もあとわずかになってきました。
皆様、年の瀬はどのようにお過ごしでしょうか?
私は、来年当院が20周年を迎えるに当たって、いろいろ思いを巡らせているところです。
企業は、30年と継続してなどと言われていますが、経営には、カリスマ経営・ミッション経営・官僚経営に分かれるといわれています。当院は、そろそろ官僚経営に舵を切っていかなければならない時期になっています。

私も、56歳になり、まわりの同級生たちには、早期退職に応じる人々も出始めていることから、うまくクリニックの出口戦略も考えていかなければならないと思っています。
さて、今年はおかげさまをもちまして、クリニックやCMCに関する事業自体は、前年比15%Upと順調に業績が伸びることができまして、大腸の内視鏡システムや最新式の超音波システム、MRIの更新を完了することができました。
MRIに関しては、整骨院の先生方や弁護士の先生方との連携で、交通事故事案に関する診療が大変延びた一年でした。交通事故後の後遺障害診断では、事故直後にMRIを撮影していないことが多くあり、これでは、今回の事故によって引き起こされた障害なのか?変性などの既往として存在したものかを鑑別することができません。よって、弁護士の先生方や交通事故後の患者さんを多く診療している整骨院の先生方に、MRIファーストで検査を実施することにより、満足度の高い診療実績を残すことができました。今後は、整骨院の先生方とシステムでも連携し、診療体制を構築していきたいと思いますし、何よりも、交通事故の後遺症で悩まれている患者さんへのサービスの向上につながればいいと思っております。
このようなサービスの詳細は、メデイカルリサーチのホームページもご覧ください。
http://www.medicalresearch.co.jp/service/judge/

また、同社では、来年2月に認知症サプリメントを発売します。これに関しては、佐賀大学の長谷川先生とのコラボレーションで、先生のこれまでの研究成果を商品化したものです。この認知症サプリメントや認知症に関するセミナーを2017年2月18日に宇都宮で開催します。また、同時に先生との共著”薬いらずで、認知症は防げる、治せる!認知症医療で後悔しない3つの方法(イースト出版)”を出版する予定です。
高齢化とともに認知症患者の急増は、さまざまな社会問題を提起しています。切れる老人・登校する児童に突っ込んでいく老人やDVをはじめとする迷惑行為など・・・
私の前作の”ぼけは止められる”は、早期診断に関する本でしたが、おかげさまで、在庫が残っていない状況で、全国から宇都宮セントラルクリニックへ認知症の検査に患者さんが訪れています。しかし、現在承認されている薬物では、その進行を止めることができずに、徐々に悪化の一途をたどり、最終的には認知症になってしまうと言う状況を好転させることができませんでした。したがって、アミロイド仮説をほとんどの医師が信じて疑わなかったわけですが、長谷川先生が、そもそもアミロイドは原因物質ではなく、結果なのではないか?という仮説の基、研究をすすめられ、ホモシステイン酸にその解を見いだしたわけです。
そのすばらしい知見を特許申請しておられ、その特許使用権を私どもでいただいて開発したのが、このサプリメントです。
非常に高価な材料を使っておりますので、1ヶ月分で定価は28000円しますが、その成績は海外のジャーナルに論文掲載されているものです。
本商品は予約受付もしておりますので、ぜひ、下記リンク先のお問い合わせフォームよりご質問ください。
http://www.medicalresearch.co.jp/

また、来年は、11月頃に、放射線治療センターをOPENさせる予定です。放射線治療に関しては、栃木県はかなり遅れているのが現状ですが、私どもの施設がOPENすることで、ほとんどすべての放射線治療が我々のセンターの外来ベースでできるようになると思います。詳細は、随時お知らせして参ります。
どうぞ来年も、当院を引き続きご支援のほど、よろしくお願いします。




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