【「日本人女性に多い高濃度乳腺(デンスブレスト)って?」そして「大切なこと?」 ~教えて竹原先生 vol.3~】
○乳がん、ってどうやって予防するの?できるの?
○乳がん検査って、どんな検査があるの?
○胸のしこりが気になって、、、。
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なかなか聞きたくても聞けない、乳がんについての疑問や悩み。…
今回は、先日の読売新聞の記事を読まれた方からの質問なども多い『日本人に多い高濃度乳腺(デンスブレスト)』について、そして、『乳がん検診で大切なことは、、、』について、当院乳腺外来 竹原先生に教えていただきました。
記事では、乳がん検診でマンモグラフィーをした際に、異常が見にくい高濃度乳腺の場合、それを通知する仕組みが整っていない自治体が多いとのこと。
どのような事に注意したら良いのでしょう。
それでは、竹原先生、よろしくお願いします。
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A
はい、高濃度乳腺(デンスブレスト)は日本人などのアジア人に多いと言われています。
マンモグラフィの写真では乳腺は白く、脂肪は黒く写ります。
デンスブレストの人は乳腺が多いため、マンモグラフィの写真は全体的に白が多い写真になります。しかし癌のしこりが写る場合は、通常、癌も白く写るため、デンスブレストの場合にはしこりが写っていても、乳腺で隠れて見えない可能性があります。
このためデンスブレストと言われた場合は、マンモグラフィのみではなく超音波(エコー)検査も併用した方が、より精度の高い検診ができます。
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ではデンスブレストの場合は超音波検査のみでマンモグラフィは不要かというと、そうではありません。たとえば石灰化と言われるタイプの病変は超音波検査では見つけることが困難です。なので併用が望ましいとされています。
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通常は年齢と共に乳腺は脂肪に変化していくので、年を重ねるとデンスブレストではなくなっていくことが多いのですが、デンスブレストのままの場合は乳癌の発生率がやや高くなる可能性があることも指摘されています。
まずは自分の乳房のタイプがデンスブレストなのかどうかを含め、自分でよく知っておく必要があります。その上で今後の検診を考えると良いでしょう。
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昨年のピンクリボンセミナー(ピンクリボンうつのみや主催)でも佐藤先生から日本人女性の高濃度乳腺について『トモシンセシスマンモグラフィーと超音波検査の併用を』とメッセージをいただいていましたが、こういった事を理解・意識して、積極的に乳がん検診を選んで受診していく方々が増えていくと良いですね。
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当院でのマンモグラフィー『トモシンセシス』は、乳房のスライス(断層)画像を撮影でき、高濃度乳腺 についても画像の改善がされている検査機器です。
さらに、乳腺密度を自動評価する『ボルパラ』というシステムを採用していますので、自分がどのくらいの乳腺濃度なのかも分かりますし、高濃度乳腺という判定の方には、超音波やMRIなどでしっかり検査いただくようお伝えさせていただいております。
しっかり理解して、毎年しっかり乳がん検診を受診しましょう!
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『トモシンセシス』など乳癌検査機器や、乳腺自動評価システム『ボルパラ』についてはこちら
https://ucc.or.jp/breastcenter/clinic.html
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トモシンセシスの紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=zH0YYg2ohmM
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宇都宮セントラルクリニックブレストセンター
https://ucc.or.jp/breastcenter/index.html
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記事の内容はこちら
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160612-OYTET50000/
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