パーキンソン外来
パーキンソン外来
パーキンソン病とは?
40代から50代に発症する事が多く、脳の黒質という所が変性して起きる病気です。変性の原因は今のところ不明で、比較的ゆっくり進行する脳神経の疾患です。日本国内に10万人以上の患者さんがいると言われており、高齢化社会に伴って今後更に増えると予想されています。
根本的な治療法は無く、薬剤によるドーパミン補充によって状態を維持させる事が主に行われています。パーキンソン病と似たような疾患を示す病気をパーキンソン症候群と言い、両者の鑑別が治療にあたって重要になります。
パーキンソンの症状を示す幾つかの疾患を『パーキンソン症候群』といいます。
中でも特に『黒質』の機能が低下した場合『パーキンソン病』といいます。
主な症状
- 手のふるえ
- 動作緩慢
- 易転倒など
診察内容
- パーキンソン病を初めとする脳神経変性疾患
- 変性疾患に伴う、認知症状の原因精査
検査内容
約30分ほどの検査です。検査中は大きな音がします。
強力な磁場を利用して行う検査です。体内の水素原子(プロトンと呼ばれます)を画像化する事で、組織や病気を見つける検査機器です。当院では、Philips 社製のdStream 3.0T と1.5T、ドイツSIEMENS 社のMAGNETOM Spectra3.0T を導入し、3 台体制で検査を行っております。当院では3.0 機器の特徴を生かして、検査する部位によって機器を使い分けています。
微量の放射性薬剤を使用して全身の検査をする検査機器です。FDG というグルコース(糖分)によく似た物質を利用して検査します。FDG はがんや炎症に集まる薬剤です。肺がんや大腸がん、乳がん、甲状腺がんなどの頚部のがんが見つかります。血液のがんの悪性リンパ腫も発見しやすい部類になります。薬剤のほとんどが尿によって排泄されます。検査時間は20 分程度ですが、薬剤投与から全身に分布するまで30 ~ 60 分ほど待機時間があります。その為、総時間は2 時間程となっております。
検診の流れ
01 ご予約
HPの予約フォームもしくはお電話にてご予約を承ります。
TEL:028-657-7300ガイダンス後①を押してください。
担当に繋がりますので、診察日の予約調整を行います。
【完全予約制】
▪︎水曜日午前・午後
02 受付・問診
受付にて書類に必要事項をご記入いただきます。
03 診察・検査
診察に応じて、MRI検査やPET検査等の諸検査を受けて頂きます。
04 結果説明
後日、担当医から結果に関する説明があります。