当院代表佐藤俊彦のコラム ~すぎこしの儀式が始まる~
すぎこしの儀式が始まる
宇都宮セントラルクリニック 放射線科医 佐藤俊彦
さくらの季節も終わり、新年度が始まりましたが、皆様にはお元気でお過ごしのことと思います。当院にも4名の新人職員が入職しました。
さて、日本の経済状況を見てみますと、なかなか株価の回復もイマイチで、経済状況はかなり悪化しているのではないでしょうか?医療機関の倒産もかなり増えており、鹿沼の産婦人科の倒産など、小児科・産科領域は非常に厳しい環境になっているようです。
一方で、在宅医療のグループは非常に経営環境が好転しています。まず、大きな病院での入院期間の短縮政策がはかられていますので、在院日数が非常に短くなっています。自宅に戻っている時に医療的なケアが必要な人が相当数いるため、在宅医療へのニーズが高まっているのです。また、宇都宮市内は高齢者住宅が過剰となっていますが、そこに入居した人への在宅サービスも急増しています。したがって、クリニックや病院の外来患者数は激減しているという結果になっています。
流通業界では、デパートが力を失い専門店が隆盛を極めましたが、この勢いもだんだんとネットに流れていく現象が生じています。同様に医療機関でも、大学病院・総合病院がだめになり専門クリニック・病院へとシフトしていますが、そこに在宅医療が割って入ってきている感じですね。しかも、今後はネットによる遠隔診療が盛んになるわけですから、診療圏の急拡大とともに遠隔医療で患者さんをどのようにマネージメントするかが大きな焦点となってくるわけです。
さらに大きな焦点で見ると、政府は財政難から消費税増税をはかろうとしていますが、果たして10月の消費増税はあり得るのでしょうか?統一地方選挙の結果をみても、自民党が割れたところは負けています。割れる原因は執行部との確執によるものですが、逆に一致団結するには消費増税見送り議論ですね。恐らくそうなってくるはずです。そうなりますと、選挙に勝ったとしても財政破綻懸念が巻き起こり、短期国債の70%を所有している海外勢が売り仕掛けをしてくる可能性は十分あるわけです。国債暴落で金利上昇はデフォルト議論へ発展しそうですね。ここからが日本の国民国家としての試練で、社会保障と防衛が崩れていくことになりそうです。
さて、ユダヤ教の教えに「すぎこしの祭り」という一説があります。出エジプト記に書かれているものですが、モーセがエジプトで奴隷として支配されていたユダヤ人を開放する際、エジプトには神が10の災いを与えるので、子羊の血を家のドアに塗っておいた家だけ(つまりユダヤ人だけ)は10の災いを免除され、初子が死ななくて済んだ・・・つまり、人口を保つことができたということです。
(すぎこしの祭り:IISIA原田さんの資料)
2019:システムの大転換
2020-21:システム転換=気候変動・地震・デフォルト(簿外資産がでない?)デフォルト=国家が消滅=社会保障費と軍隊の消滅
2022:恐怖・目に見える大転換
2023-30:システム転換の帰結=フリーエネルギー・フリートランスポーテーション・フリーコネクション=5G/6G=電離層の破壊=スペースレイ
2031-33:不満分子による最後の抵抗=国連による虚数から実数への転換
2034-2044:最初の審判
2045-:500年間の霊長類への進化へ
今後、東京の直下型地震や南海トラフ地震など様々な気候変動が起きてくるのだと思いますが、栃木県は最も安全な土地になると思います。ここで、専門医療機関としてきちんと役割を果たすことが当院の使命であると考えています。IoTを駆使して、遠隔診療を広げることで栃木県に国内外を問わず患者さんが来るように流れを作っていくことも、産業の裾野を広げるためにも重要な視点と考えております。
GW明けには新しいデジタルPETが導入される予定です。これは日本では熊本大学病院まで行かなければ検査できません。これまでのPETと何が異なるのか?それは、データ収集部分が完全なデジタル化(つまり、フォトンカウンティング法)を使用しています。まずは、私が実験台になり性能をチェックして皆様へご案内したいと思います。
また、フジテレビで始まりました月9ドラマ「ラジエーションハウス」も、放射線科の診療をベースにしたドラマですので、ぜひご覧ください。
今後とも、当院へのご支援をよろしくお願いします。