お知らせ・トピックス

“フェルザブルタ“を見てきました・・・

宇都宮セントラルクリニック 放射線科医 佐藤俊彦
 
日本は、大雪で北日本や北陸は、北極からの寒気団が直撃して大変なことになっておりますが、実は、NYも最高気温―10℃という感じの寒気団に覆われていました。
地球は寒冷化しているわけで、なにが?温暖化なんでしょうね?
太陽活動からくる異変は、着実にだれの目にも明らかなほどになっているようです。
http://swc.nict.go.jp/datacenter/daily_latestnews.php
太陽活動は、宇宙天気情報センターで見ることが可能です。
太陽活動の活性化とフレアに伴い、北極圏の温暖化と北半球の温帯地方の寒冷化がいまの気象状況を説明する根拠になっているようです。
ロンドンのテムズ川が17世紀後半には凍っていた時期があったのですが、それと同じ時代が到来していると言っている人もいます。
地球は、寒冷化し、人々は外出しなくなるので、デフレ化する・・・
NYを歩いていると、明らかにその傾向を感じましたし、駐車場もなく、路駐しなければならない車庫事情で、降りつもったままの雪を載せた車、そしてノーマルタイヤ?
じつは、僕の乗っている車は、テスラモータースのモデルSなんですが、スタッドレスタイヤを購入しようとしたら、無いというのです。
アメリカには、スタッドレスタイヤはそもそもなく、スノータイヤしかないとか?

スタッドレスタイヤ
スタッドレスタイヤは、低温時でもゴムの柔らかさを保つこと、またトレッド面に配置されるブロックが雪を掴むことで過酷な冬道でも滑りを抑えることが可能です。アイス路面はツルツル、スベスベで平らに見えます。しかし表面は微細な凹凸があり、柔軟に密着し接地面積を増やすことで効きを高めます。
 一方雪路では、雪を踏み固め掴み一回転する間に排雪します。硬いゴムなら何とか雪を掴んだものの放すのにスムーズさが失われ、結果雪が溝に詰まりタイヤ表面はツルツルに。一連の工程で行われる掴む・放すは、ゴムの柔らかさと特殊なブロックによって効率的に実現されます。雪路とアイス路での効きを向上させたのがスタッドレスタイヤです。

スノータイヤ
スノータイヤは、タイヤのトレッド面を夏タイヤに比べ凹凸を激しくし(ブロックを高く角ばるようにする)、雪道での抵抗が大きくなることで滑りにくいタイヤを意識しています。しかし、スノータイヤの素材は基本的に夏タイヤと同じ。その為に冬の低温の路面ではゴムが硬化し、雪路での限界は低い。更にアイスバーンではとても滑りやすい。
なぜかわかりますか?
幹線道路は、すべて融雪剤として塩をまくのです。
融雪剤とは?
一般的な凍結防止剤・融雪剤は、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化マグネシウムなどの塩化物を原料としています。
雪や氷に塩化物を混合することで、水分が凍り始める温度(凝固点)が低くなり、凍結しにくくする効果を得られます。(=凍結防止剤)
また塩化物が水に溶ける際に発する熱で、雪や氷を溶かす効果を得ることができます。(=融雪剤)
 
塩化ナトリウム、塩化カルシウム製の凍結防止剤・融雪剤の他に、環境への負荷が少ない尿素製、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウム製の凍結防止剤・融雪剤も生産されていますが、
効果が少ない、コストが高い、異臭が出るなどの問題があり、あまり利用されていないようです。

 
日本では除雪しますが、米国は、除雪+大量の融雪剤投与で、雪を積もらせない・・・
全く感覚が違いますね。
また、駐車場がなく、路駐であることも違和感を感じますが、当然、冬タイヤと夏タイヤを持つことは保管スペースがないので無理なんでしょうね。
ということで、塩害対策はどうしているのか?心配になったわけでした。
 
さて、今回のNY弾丸出張は、2泊4日の強行軍でドクターネットの上場担当役員の二人と、元株主の三井物産アメリカの富田君を訪ねるツアーでした。
三井物産と言えばやはり資源なのですが、今回の原油安で決算下方修正しています。会社のせいではありませんが、外部環境の変化でリスクヘッジは重要で、商社としてそれ以外の分野への投資を考え、15年前にe-三井という部隊が、メディカルヘルスケアへ進出しました。そして、ドクターネットのリードインベスターになっていただき、その時の担当者の一人が彼だったわけです。
いまは、彼が三井物産のメディカルヘルスケアの中心となって活躍している姿を一目見ようと・・・そして刺激を受けようと企画したツアーでした。
http://www.mitsui.com/jp/ja/company/plan/index.html
“病院を中核とした事業展開と医薬バリューチェーン“(病院事業・周辺サービス・医薬品開発・製造販売)を手掛けています。
これは、オバマケアが、病院よりの制度改革を実施していることによる事業展開で、これまでの民間保険会社を中心にクリニックへの支払いを優遇する流れから、オバマケアによりメディケイド・メディケアへの支払いは、特に病院へ厚くしたことから、クリニックの病院への統合が始まっています。そこに目を付けた戦略で、医療制度の変更に伴うゲームチェンジで当然の流れだと思います。
なかでも、リアドミッション(再入院)させると大きなペナルティがあることから、再入院しないようにサポートする仕組みづくりなど、新しいサービスも始まっています。
さすが、マネーオリエンテッド メディスンのアメリカです。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/
日本でも、“地域包括ケアシステム“など、2025年に向けた制度設計が発表されており、大きくヘルスケアの提供者側の対応を迫られています。
当院は、ケア施設の運用に積極参加するつもりはありませんが、認知症高齢者が急増することが予測されることから、早期診断の仕組みづくりから、遺伝子治療まで実施可能な新しい医療機関の構築を宇都宮市で実現するつもりです。
宇都宮から、認知症を無くせる日が来ると信じています。
遺伝子治療は、株式会社 遺伝子治療研究所を設立することにより、実践に移していくつもりです。http://www.genetherapy-ri.com/
詳しい内容は、“ボケは止められる”に書きました。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9C%E3%82%B1%E3%81%AF%E6%AD%A2%E3%82%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E4%BF%8A%E5%BD%A6/dp/4434198971
 
読者から
2025年には5人に1人が認知症になる時代と聞き、手にしました。
忘れたくないことまでこぼれ落ちていってしまうことの辛さ、認知症にもいろんな原因・種類があること、最先端の検査や治療の紹介、認知症について、認知症の基礎知識から最新情報までをこの1冊で網羅できているのではないかと思います。
他の病気と同じように、症状が出る前の検査がその後の人生を大きく左右する…。田舎に暮らす両親に早速「攻めの認知症予防」を教えたいと思います。

 
内容
人を愛したことも、楽しかったことも、うれしかったことも、
時に味わった挫折も、そしてそれを乗り越えてきたことも、
今までの人生のすべてを忘れてしまうのが認知症です。
「もし、自分がそうなってしまったらどうしよう」
と考えたことのある人は、少なくないと思います。
でも、半面、どこかで「自分は大丈夫! 」と思ってはいませんか?
認知症は他人事ではなく、誰でも発症する可能性のある病気です。
多くの方は、「自分がボケるかもしれない」という現実を見ようとはしません。
しかし、現実から目を背けることは、
その許しがたい状況を自分でつくってしまうことにもなりかねない、
ということを知ってください。
早めに、「認知症の芽」を察知すれば、
大事に至る前に処置を施すことができるのです。
認知症に移行する前に「軽度認知障害(MCI)」という段階があります。
MCIは認知症の前段階ともいえる状態で、
いわゆるグレーゾーンにいる人たちのこと。
将来、ボケてしまうのか、このままボケずにいられるのか、
その瀬戸際にいる人たちです。
現代医療では、このMCIの状態までのときに適切な治療を行えば、
認知症へ移行することを止めることが可能なのです。
実は、食生活の改善や生活習慣の改善だけでは、
ボケることを止めることができません。
すでに認知症を発症してしまった人たちの脳を
1万件以上診てきた著者だからこそいえる
「ボケの止め方」を紹介しています。

 
今後、3年以内に、宇都宮でのこの仕組みを実現させることが、私の目標であり、可能性を再確認することができた出張でした。
世界中から、患者が宇都宮に来るようになるはずです・・・
 
さて、ぼくのNY出張の楽しみ方なんですが、夜の楽しみは、ブロードウェイ・オフブロードウェイのエンターテイメントとNYワインです。
毎回、必ず一つは行こうと思っているのですが、今回は、FERZA BRUTAスペイン語でFUERZA=力、BRUTA=ケダモノという意味だそうです。
なかなか、日本では許可されないような舞台装置で、空間の全面を使うショーで、観客は全員立ち見、上からの攻撃が多く、頸のこりがいまだにとれません・・・
http://newyork.navi.com/special/5035658
クラブみたいな空間に300人ほどの観客が入り、結構、外人さんたち盛り上がっていました。プールが、目の前まで落ちてきたり・・・
 
NYのワインは、ナパ・ワシントン州についで、No3の産地なんですが、日本ではなじみがないワインです。日本のGO-TO-WINEで販売していますが、現地の約3倍です。
フィンガーレイスクやロングアイランドが有名ですが、時間がないので、ブルックリンワイナリーに買い出しに行ってきました。
ランチで行ったのですが、なんと、17:00-といわれ、残念ながらテイスティングはできませんでしたが、12本GETして、帰りにダウンタウンでNYを飲みました。DRYリースリングがNYワインの特徴とも言われています。
最終日は、ワインショップに行って、ロングアイランドとフィンガーレイスのワインを12本購入して帰国の途につきました。
コーネル大学の醸造技術が導入されて、品質の向上と何よりも安価であることが、魅力的なワインたちでした。支払った関税は、1300円でした。
 
第3次世界大戦が起きようとしている今日この頃ですが、海外にお出かけの際は、テロには十分注意してください。
でも、NYの治安はすごくよかったです。警察官と軍人だらけでした。




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