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医療事案にかかわる検討の要点と画像鑑定の重要性 ~交通災害から医療事故の事案まで、検討要点を画像所見から解説~

宇都宮セントラルクリニック 放射線科医 佐藤俊彦
 
暑中お見舞い申し上げます。
7月25日金曜日に、私が顧問をしておりますメディカルリサーチ株式会社主催の弁護士向けのセミナーを開催させていただきました。約180名の弁護士の皆様にお集まりいただき、セミナーを無事に終了することができました。
日本弁護士連合会 元事務総長の寺井先生も顧問をしておられまして、先生に医療訴訟や交通事故後遺症認定における画像診断の有用性と、私どもメディカルリサーチの民間の科学捜査研究所としての可能性についてお話をいただき、社長の宮澤から、意思能力鑑定サービスの紹介をさせていただきました。
http://www.medicalresearch.co.jp/mental-appraisal.html
意思能力鑑定サービスとは、高齢化に伴い、遺言者に遺言執行に必要な能力が備わっていたのか?が問題となるケースが増えていることにより、遺言書を作成するときの遺言者の認知能力を弊社が証明するというサービスです。
 
これには認知能力の評価専門医と私ども画像診断医がPETおよびMRIを使って認知能力に問題がないことを証明するサービスです。
現在でも、さまざまな高次脳機能障害を呈している方が、遺言書の作製を強要されているケースが存在します。これまで、高次脳機能障害は、脳血管障害で起こるとされていましたが、交通事故の頭部外傷でもこのような事態は多数存在し、専門の鑑定機関がない状況でした。平成13年からは、自賠責保険が交通事故被害として認定するシステムが構築されてきてはいますが、まだまだ専門医が不足している状況です。
ここに認知障害を実施している神経内科医や精神科医の関与と、放射線科医の関与は不可欠で、今後、高齢化社会における重要な遺言サービスとして、この仕組みの構築を実施していくつもりです。
昨今は、病理解剖医や司法解剖を実施する法医学者の不足により、外表面に異常のない死体は、それ以上の調査がされずに自然死として処理されてしまい、犯罪を見逃しているケースなどが存在して、死因不明社会とも言われて久しいわけですが、これに一石を投じたのが、Ai情報センター(Autopsy-Imaging:死後画像診断)の山本先生たちのグループです。
チームバチスタFINALケルベロスの肖像は、見る価値のある映画だと思います。
地下室での集団殺人事件が起こるのですが、この原因が司法解剖ではわからない?しかし、日本で初めてAiセンターに設置された9T-MRIにより検査したところ、画像が出ない?画像が出ないということは水ではなく重水では?ということで、共鳴周波数のズレから、重水による殺人事件であることを突き止めていくわけで、死因究明には、司法解剖と画像診断が重要であることを見事に表現した映画です。

ぜひ、ご覧いただきたい映画です。
この中に出てくる画像鑑定システムが、Aiであり、弊社が実施している画像鑑定サービスです。
http://www.medicalresearch.co.jp/medicalresearch.html
弊社の画像鑑定は、弁護士さんをサポートする日本で初めてのサービスであり、画像鑑定に関しては、後ほど、You-Tubeなどでも公開されるはずです。
先月、厚生労働大臣が“医療介護総合促進法”を衆議院本会議で可決し、2015年10月設地予定で、医療事故調査・支援センターを設けることになりました。これにより、医療事故の原因調査が第三者機関により、迅速かつ的確に実施されることになり、死因究明が的確になされうる仕組みと思われます。

さて、最近は、中東情勢だけでなく、ウクライナ情勢も混迷を深めてきておりますが、原田武夫先生がブログで面白い見解を述べられていますので、ご紹介させていただきます。
ロシア対米欧勢の構図を世界の指導者は作りたがっていますが、実は、国民国家を超えて動いている勢力による反抗だということです。
したがって、報復といっても、国対国の戦いは、無関係な人まで巻き込むことになりますので、さらに国境をまたぐ民族間の争いに端を発して、国家間の戦争になり、収拾がつかなくなることで、世界大戦へと突入しようとしています。
http://blog.goo.ne.jp/shiome
ユダヤ教徒には、北アフリカにいたセファラデイ(ピューリタンへ資金:インテリジェンス)とチュルク系のシュケナジーがいるわけです。いま、戦闘を繰り広げているウクライナの東側のキエフは、ハザール カガン国(6-12世紀)があり、ユダヤ教に改宗したわけです。
小氷河期時代、欧州は寒冷化して北極海の氷が解け、バルト三国など北欧が栄えます。そのときに重要な地点がポーランドであり、3回のポーランド分割によりポーランドは消滅していくのですが、ポーランドのヤゲロウ朝でハザール人は重要なポストをしめていました。やがて、ロシアのピョートル大帝に征服されると、ロシア政府にハザール人が入り込み、共産革命を引き起こしてきます。ロシア革命は、ハザール人のカガノビッチが、KGBを作りスターリンを擁立して実行します。しかし、スターリンは、グルジア人であったため、ハザール人を極東に押し込める政策をとったため、スターリンは暗殺されます。その後、フルシュチョフ・ブレジネフの時代はロシア人優位の社会が形成されますが、ゴルバチョフの時代になり、彼はカナダのトルド首相(モントリオールのアシュケナジー)にペレストロイカを教えられ、政策を実行していきます。
後に、アメリカのアシュケナジーに思案されたエリツインが首相になり、ここでユダヤ人が盛り返してきます。その後、プーチンが政権をとり、これまでアシュケナジーに売り払った国富を取り戻し、ロシア人優位の社会にまた戻っているというのが現状です。
 
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0FJ06220140714
BRICS開発銀行を設立して、ブラジルから帰るプーチンの飛行機を狙ったのが、今回のマレーシア航空MH17撃墜事件とのことで、アシュケナジーとハザールカガン国が関与しているのではないかという化説です。
新ロシア派といわれているのは?実は、アンチロシアのアシュケナジーではないのでしょうか?
いま、中東大戦争から、第3次オイルショックを目前としています。
ナチズムの台頭により、追われたユダヤ人が、シオニズムで建国したイスラエルを捨て、アルゼンチンに行こうとするルートと、ウクライナ東部に行こうとするルートがこれで見えてきたと思います。
まさしく、命がけで、越境していくのが海外の常識で、日本はまずそんなことがなくて地形的恩恵をものすごく受けていると思います。
第3次オイルショックになっても、グリーンランドから新しい油田が出て、北極海航路から調達できますし、サハリンから、LNGパイプラインは整備新幹線のルートを通ってひかれてきますので、まず大きなショックにはならないはずです。
そう考えると、日本は超低金利ですし、事業を拡大するには、超高齢化で受容は旺盛ですし、手を緩めず新しい事業を展開して行こうと考えております。
 
ニカイヤ公会議のときに、カソリックが唯一のキリスト教になり、その他の原始キリスト教は命からがら逃げるわけですが、それがチベットに来て、そこで空海と最澄が持ち帰ったのが、真言密教といわれています。
先日の海の日は、信長が焼き払った延暦寺に参拝に行ってきました。
高野山に行ったときは、こんな山のてっぺんに、こんな平地がよくあったもんだと思ったのですが、逆に比叡山は、平地がほとんどないような険しい山で、こんなところによく山全体を寺院にするほどの力があったのだなあと感じました。東塔の中心が、根本中堂と言うところなのですが、ここは菊のご紋が入っていて、皇室のものだということがはっきりわかりました。ここが、最澄が初めてお堂を建て、仏教活動を開始したところです。鎌倉時代には、ここからたくさんの高僧が育っていった学問所でもあったわけです。お堂の作りも、通常は本尊が参拝する人たちよりもかなり高い目線に鎮座されていると思いますが、ご本尊は一段低いところに台座され、参拝者と同じ目線で、ご本尊の薬師如来様に参拝することができる設計になっています。また、3つの明かりがありまして、開山以来1200年間消えることがなく、灯り続ける“不滅の法灯”があり、これは“油断大敵”の語源だそうです。つまり、不滅の法灯は、菜種油を燃料としており、3日に1度継ぎ足せば間に合いますが、1日に3回チェックしているそうです。油が切れることで、大変なこと、つまり、先人が1200年もの間、この火を絶やさないで守り抜こうとした意思や思想を壊すことのないように、些細なことをきちんとするようにしようという、仏教の教えだそうです。“注意を少しでも怠れば、思わぬ失敗を招くから、十分に気をつけるべきである。”
それと“一隅を照らす”といたるところに書いてあります。
これは、最澄が書いた“山家学生式”の冒頭に出てくる言葉で、“人々を幸せに導くために、一隅を照らす国宝的人材を養成したい”という強い思いを桓武天皇に提出されたとされています。
http://ichigu.net/person/
 
1. 国宝とは何物ぞ、宝とは道心なり。道心有るの人を名づけて国宝と為す
2. 道心の中に衣食あり、衣食の中に道心なし
3. 径寸十枚これ国宝に非ず、一隅を照らすこれすなわち国宝なり
4. 悪事を己に向かえ好事を他に与え、己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり
 
この解説は、上記、HPをみてください。
再度、自分の持ち場をわきまえ、画像診断道に邁進していく所存です。
暑い毎日が続きますが、お体に御気をつけて、涼しい延暦寺にお参りください。




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