お知らせ・トピックス

年齢・男女別のがん患者数

宇都宮セントラルクリニック 放射線科医 佐藤俊彦
 
GWも終わり、また日常生活が始まりましたが、過ごしやすい季節になりお元気でご活躍のことと存じます。
私は、GWはシンガポールに行っておりまして、マリナベイサンズに宿泊しておりました。今回の旅は、あくまでもリフレッシュを目的に、ゴルフは右肘の外側側副靭帯損傷のために禁忌であり、ひたすら読書と、日中は観光に行っておりました。
 
まず、有名なマリナベイサンズですが、ホテルは超高層ホテルであるということ以外には、あまり目立った特徴はありません。ソフトバンクのCMでおなじみの屋上プールは、まあ、この水はマレーシアから来たのだろうな?と思わせる巨大プールで、夜は西洋人が寝る前にひとっぷろ浴びるという感覚で押し寄せてきて、夜のほうが昼間よりも混んでいる印象です。日本人の若者の姿はほぼ皆無で、プールは宿泊者専用なんですが、インド人や中国人であふれかえっておりました。
シンガポールといえば、プラナカン文化で、プラナカンとは、マレー語で末裔を意味する言葉です。中国から渡ってきた人々は、現地に同化するために、現地で混血が進んで行ったのですが、それに伴って、マレー文化と中国文化の融合も生まれ、独特のプラナカン文化が形成されていきました。
宗主国であったイギリスと本国の中国を結ぶ人材として、交易に携わり富を得ていくわけですが、ルネッサンスと同じように、商業のような一人当たりの労働生産性が高い産業が発達することで力をつけていきました。
 
世界遺産のマラッカは、17世紀の街並みが今でも綺麗に残っていて、それを現実の生活の場にしており、第二次世界大戦でもほぼ無傷であったのは、商業と交易の拠点として最重要ポイントであったからなんだと思います。
マラッカには、日本でも有名なフランシスコザビエルの墓があります。彼は、日本で始めてキリスト教(カトリック)を伝えた宣教師で、鹿児島から上陸し、平戸や肥後を中心に布教を続けました。したがって、九州にキリシタンが多いのがうなずけます。
彼は、それだけでなく、日本にはじめて眼鏡を紹介した人でもあります。
また、驚くべきことに、当時の日本では同性愛は大名でもOKだったのですが、カトリックでは禁止していましたので、それが大名の怒りを買ったという事実も面白いと思います。
彼は、中国に戻る途中に亡くなって、マラッカの丘の上の教会に埋葬されたのですが、昔の人々が、遠く故郷を離れ、その土地との同化の中で、新しい文化を開花させていく、ダイナミックな土地柄を感じることができました。
 
シンガポールは、とにかく、無料でITを使うことは町中どこでも可能となっており、携帯電話も日本の機材をいれているのか?国番号などもなくて、国内にいるのと変わらなく通話が可能でした。
プラナカン料理は、中華料理とマレー料理のミックスなんですが、これは日本人の味覚には合わないと感じました。また、シンガポールには、有名な世界のレストランの進出もあり、アメリカに行かなくても、かなりいろいろな料理を食べることが可能でしたが、味は、食材が違うのか?いまいちだったのが、残念です。
ジョホールバルという、700mくらいの橋で結ばれているマレーシアの最南端の街は、日本では投資が盛んですが、毎日の朝夕は、シンガポールへ働きに行く労働者の出入国でラッシュがひどく、決して便利な町ではないと感じます。
マレーシアは、常夏ですし、ゴルフ場がかなり安いので、肘が治ったら冬はマレーシアにゴルフに行こうと思いました。
 
アクト・オブ・キリング(http://www.aok-movie.com/about/)を見てきました。
上映会でのデヴィ夫人のコメントをみて興味を持ったのですが、1965年にインドネシアで軍事クーデターが起こります。このクーデターのサバイバーが、スカルノ大統領の夫人であるデヴィさんですが、クーデターの背後には共産党が関与しているということで、100-200万人を虐殺した人たちが、いまは英雄として暮らしている様子を映画化したものです。面白いのは、国が不況になると、貧困層が出てきます。貧困層はイスラム教徒やならず者になっていくわけですが、富裕層=中国人=共産党員ということで、社会の不満を暴力としてこの人たち自身に武器を渡して、国がガス抜きをするわけです。
スカルノ大統領は、東南アジアで、唯一米軍基地を貸さなかったためにこのような事態になった、とデヴィ夫人が話しておりました。
これから日本も、極端な貧富の差がでてきますので、不満の捌け口を暴力に訴えて行こうというグループも出てくると予想されます。
海外への暴力か?国内への暴力か?目が離せないことですし、この映画をみて、おろかな謀略に乗らないように、情報リテラシーを磨いていくべきと思います。
 
GW中に読んだ本で、いま、出版コンサルをお願いしている吉田浩さんの本をご紹介したいと思います。
吉田さんは、ぼくと同じ年の出版界30年の大ベテランです。今回、“本を出したい人の教科書”という本を出版され、出版記念講演会にも出席してきました。
http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC%E3%82%92%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%84%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8-%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B-%E5%90%89%E7%94%B0-%E6%B5%A9/dp/4062189070
僕の本は、いつも自分のビジネスモデルを皆さんに知っていただくために、書いてきたのですが、どれも売れませんでした。したがって、患者さんや講演会に来ていただいた人に差し上げることになってしまい、4000-15000部で終わることが多かったのですが、それは出版としては最悪なことなのだというわけです。
売れない本を書くことは罪悪であるとも言っています。では、売れる本を書くには?
彼のコンサルテーションは、2.5日間3人でヒアリング・ブレインストーミングをしていくわけですが、そこから出てくるKEY-WORDで本の構成を考えていき、出版社への売込みを実施していくという方式です。これも、これまでの私のアプローチとはまったく異なる方法で、目からうろこでした。
出版の日程など決まりましたら、詳細をお知らせしますが、秋までには出版する予定になっております。
今度こそ!売れる本を世の中に出してみたいと思っております。

これは、厚生労働省が出している年齢・男女別のがん患者数を示した図です。
35歳を過ぎると女性のがん患者が増加して、男女比は、30代で、男性の3.3倍、40代で2.4倍になっています。そして、がんの60%は女性特有のがん(乳がん・子宮がん・卵巣癌)ということになり、30代以降の女性特有の癌検診が重要であることがわかります。
また、この年代は、妊娠出産の問題、がん孤児、がん離婚などさまざまな問題が発生し、自分自身のことだけでは済まないわけです。
当院では、このような女性のために、女性専用健診センター・乳腺外来を整備して診療に当たっております。ぜひ、ご利用いただければ幸いです。
詳しくは、人間ドック営業:高田まで、お問い合わせください。
連絡先:028-657-5215(受付時間:平日9:00~18:00)




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