お知らせ・トピックス

新年のご挨拶 理事・放射線専門医 佐藤俊彦

新年おめでとうございます。
宇都宮セントラルクリニック 理事・放射線専門医 佐藤俊彦
 
 
2014年の新年を迎えて皆様、お元気でご活躍のことと思います。
私は、今年は大凶らしく、いつも占ってもらっている某先生から、“今年は土でもいじって、あまり新しいことはせず、年上の彼女にかわいがってもらいなさい!”とアドバイスを頂き、新春早々、寒い思いをしております。
 
さて、皆さんはいかがでしょうか?
私が、関西の登美ケ丘の画像診断クリニックでお世話になった、山本事務長が40を過ぎて結婚されました。お相手は、同じ職場の美女でございまして、山本事務長が昨年車で大きな事故をし、生死をさまよっていたときに、献身的に看病してくれたのがきっかけだそうです。彼の車は、マニュアル車のフェアレディZで、今回も懲りずにソアラを購入したということです。
いやいや、なかなか人は変われないものですが、安全運転には十分留意してほしいと思いました。
そういえば、年末に水没した車の代わりに購入したレクサスが納車されました。
新車が来たので、那須にでもドライブに行こうと走り出して、前にいる茶色のマークX(白のクラウンではないので覆面とは思いませんでした)を軽々抜いたとき、Blind spot monitorが反応したので、ブレーキを踏んで車線変更したところ、覆面パトカーの警官と目が合ってしまったという状況となりました。“気をつけて行きなさい!”と警官は言って颯爽と走り去って行った訳です。
Blind spot monitor(見えにくい並走車の存在を知らせる)が目的で開発されたものですが、覆面パトカーに捕まらないための活用もぜひ覚えておいていただければと思います。
http://lexus.jp/models/ls/safety/safety_technology/index.html
 
皆さんは、セカンドオピニオン外来を受診したことはありますか?
ある女性が、頭痛がするということで、宇都宮の救急車を絶対に断らない病院に搬送されました。MRIを実施して、急性期の脳梗塞との診断で血栓溶解療法を受け、退院しましたが、また2−3日たって再入院となりました。
主治医は、またもや血栓溶解療法を開始したのですが、症状がいっこうに改善しないばかりか悪化しているということで、家族が画像を持って私に相談に来たという訳です。
最初のMRIをみて、これは急性期の脳梗塞ではないと気がつきました。
また、急性期の脳梗塞であれば、ischemic penumbraをチェックするために、perfusion imagingを実施するはずなのですが、それも実施していない。しかも、何度も血栓がないのに血栓溶解療法を繰り返す?
http://www.igaku.co.jp/pdf/1201_brain02.pdf
たしかに、急性期の脳梗塞であれば正しい治療なのですが、誤診しているので、まったく無意味な治療なわけです。
私の診断は、クロイツフェルト ヤコブ病で、MRIの拡散強調画像で大脳皮質や視床・大脳基底核に高信号が認められるのが特徴で、全身の不随意運動と急速に進行する認知症を主徴とする中枢神経の変成疾患です。根治法は現在見つかっておらず、発症後は1-2年で死亡する病気です。
狂牛病として、一時期日本でも問題となりましたが、イギリスで狂牛病の牛を食べた人がクロイツフェルト ヤコブ病を発症したことで、牛肉の禁輸措置がとられたことを思い出します。
この病気は、潜伏期が約10年と言われており、食肉との因果関係などを証明することは困難となっています。
確定診断は、髄液検査を実施して、異常なプリオンを検出できれば確定ですが、不治の病なので、対処法がありません。
対処法がない病気なので、この患者さんの場合、間違った治療をされていても予後には影響しませんが、意外と神経の専門医でも間違う所見ということです。
ぜひ、画像を借りてきていただいて、画像診断医のセカンドオピニオンをお受けになることをお勧めいたします。
参考資料:プリオン病とは?
http://www.naoru.com/kuroituferuto.htm
セカンドピニオンに関しては、HPをご覧ください。
http://www.ucc.or.jp/pdf/ID00000087binary1.pdf
 
昨年末、私たちは、当院の田中・高橋技師とアメリカの画像診断センターを訪問してきました。目的は、オバマケアで、医療の現場はどうなっているのか?という取材が目的でした。われわれのような画像診断センターは、どんどん廃業していて、理由は、オバマケアにより病院の診療単価が倍増され、クリニック型の画像診断センターの単価が半減されたためです。保険会社からの依頼が、単価の安いクリニック型の画像診断センターにどんどん紹介されるようになり、クリニックは忙しいけれど儲からないビジネスになってしまったのです。
ほとんどのクリニック型の画像診断センターは、株式の51%以上を病院に売却することで、病院の画像診断センターとみなされるので、診療報酬が倍増します。少なくとも、半分の診療件数で、同じ売り上げとなるので、病院への売却を実施しているようです。
このドラスティックな動きが、アメリカらしいと感じました。
一方、オバマケアは、政府がオンラインの医療保険取引所で、民間の医療保険サービスを国民に売り、無保険者が保険を買ったときには税控除という形で費用を一部負担するというシステムです。(ただし、税控除を受けられるのは、収入が連邦政府の定める貧困レベルとその4倍の収入以下の人のみ。)

これが実際の民間保険の内容ですが、無保険者だった人は、ほとんどBronze60という保険を契約するのですが、個人で50万円までは不担保、家族で100万円までは不担保、最大で個人63万5千円、家族で127万円までは支払いをしなければなりません。
日本の保険と比較したら、いかに高いかがわかります。
一方、このシステムは、ヘルスケアの提供システム自体を変更するもので、ACO(Accountable Care Organization)を設立し、地域の病院、かかりつけ医、専門医が一つの診療母体を形成し、
   ・入院から退院後のフォローまでを継続的にケア
   ・診療母体に経済的インセンティブを与える
   ・医療の費用と質のデータの報告を義務付ける ものです。
今後、改革に対する費用は94兆円増えると予想され、その主な財源を、メディケアの予算削減によって50%確保する予定で、老人医療の荒廃が予想されるわけです。実質の社会保障削減ということです。また、高所得者の社会保障税率の引き上げ、ヘルスケア関連企業からの拠出、個人事業主からのペナルティー、高額保険料プランへの課税等でまかなう予定になっています。
また、実際には、オンラインシステムのシステムトラブルで加入できないなど、混乱をきたしているのが現状です。

一方で、QE3がまもなく終了するわけですが、雇用は改善していないどころか、実際には米国人の3人に1人は失業状態で、この医療政策を実施していくのは困難といわざるを得ません。
ヨーロッパは、ユーロ導入により、日本やアメリカのように各国が財政政策や金融政策を独自政策することができないので、“アベノミクス”はできないわけです。しかし、QE3を散々実施した結果、米国の雇用も改善していないので、やはり、先進国に共通して言えるのは、デフレにより社会保障政策を維持していくことは困難ということです。
米国の実態を原田先生は、以下のように述べています。
 
米国勢において本当の失業率が37.2パーセントに上っていることが明らかになった旨リークされる展開。“デフォルト(国家債務不履行)”リスクの極大化がカギ
 (パラメーター番号:パラメーター25)
 (重要度:★★★★)
― 米国勢において本当の失業率が37.2パーセントに上っていることが明らかに
 なった旨、ロシア勢によって米国勢のソースに基づき“喧伝”される展開。
 具体的には、米国勢は公式には失業率は6.7パーセントとしてきている由:
(参考: http://rt.com/business/us-unemployment-economy-crisis-assistance-006/
―ポイントは、米欧勢が今次金融メルトダウンを通じて画策しているのは、事態の
 収拾ではなく、混乱の維持と拡大を通じた世界史の刷新である可能性が極めて
 高い点。米国勢はそうした動きの主導役として動いてきていることをまずは
 認識すべき。
―この文脈で重要なのは、米国勢における失業率の実態がリークされた以上、
 量的緩和(QE)によっても今次金融メルトダウンによる景気崩落からは
 一切復活していないことが国内外に知れ渡るのは時間の問題であるという点。
 そうした中で来る2月7日(米東部時間)に米国勢は再び連邦レヴェルでの
 公的債務の上限額(federal debt limit)に到達する点がカギ。今回そうした
 事態が生じても、喫緊かつ重大な失業問題を踏まえると、もはや米国勢として
 財政状況の改善は不可能である旨“喧伝”されることによる“デフォルト
 (国家債務不履行)”リスクのあり得べき極大化を中心に、引き続き事態の
 推移を注視すべき展開。

 
日本も、生活保護者が増え、円安により貿易収支が赤字になる現在、中期的には同じことになると思われます。
詳しくは、私の“100歳まで現役で生きるひとのシンプルな習慣”をご一読ください。
http://www.amazon.co.jp/10%E4%B8%87%E4%BA%BA%E4%BB%A5%E4%B8%8A%E3%81%AE%E7%94%BB%E5%83%8F%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%9F%E9%A1%A7%E5%95%8F%E5%8C%BB%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B-100%E6%AD%B3%E3%81%BE%E3%81%A7%E7%8F%BE%E5%BD%B9%E3%81%A7%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB%E3%81%AA%E7%BF%92%E6%85%A3-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E4%BF%8A%E5%BD%A6/dp/4344997492
 
本年は、昨年オープンしたブレストセンターの立ち上げに全力で邁進していきます。
NPO法人ピンクリボン宇都宮も立ち上げる予定でおりますので、ご支援のほどよろしくお願いします。




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