お知らせ・トピックス

中国メディカルツーリズム

宇都宮セントラルクリニック 放射線科医 佐藤俊彦

GWも終わり、皆様も平常勤務に戻られたのではないでしょうか?
私は、オーランドにゴルフ合宿で、7ラウンドして参りました。
オーランドは、まさしく、ゴルフ場とテーマパークの都市でして、早朝にゴルフ場に行き、午後はテーマパークという楽しみ方ができます。また、アジアにはない、アニマルキングダムは一見の価値があると思います。雄と雌ライオンがじゃれ合って、本当にネコのようです。
私の友人夫妻も、偶然にも、オーランドだったようで、ディズニークルーズで、結婚式をあげて、アニマルキングダムのホテルに泊まって、アフリカライフを満喫したといっていました。まさに、ガウォー!ですね。
行く途中、成田空港で本屋に寄って小保方さんの「あの日」(講談社)を買いました。実は、ぼくはあまり興味がなく、ある先生からも“無駄なお金だから買って読む必要もない”と言われていたのでアマゾンしなかったのですが、皆さんにぜひ読んでほしいです。若山先生は、これに対抗する本を書くべきですね。指導教官であった若山先生は、ポスドク(博士研究員(はくしけんきゅういん、Research Scientist)とは、博士号(ドクター)取得後に任期制の職に就いている研究者やそのポスト自体を指す語)だった彼女を指導していたわけで、彼女に不備があったのは明らかですが、ちょっと現代の魔女狩りのような不快感を覚えました。
私が報道で聞いていた“実証実験失敗”は、本当は、“彼女の作ったSTAP細胞はできていたけれど、若山先生が担当だった多能性の確認をするキメラマウスの作製について確認が取れていない”というべきですね。
若山先生は、キメラマウスの作製に関して、“特殊な手技を使って作成しているから、ぼくがいなければ再現できないよ。世界はなかなかついてこられないはず”とも言っており、それならなぜ実証実験を手伝わなかったのか?あるいは、理研は、なぜ分担させなかったのか?
ニンジンなどの一部の植物は、カルス現象というものにより、切断などのストレスが加わると、ある因子の存在下でカルスという細胞塊を形成し、種子のように再び個体を作り出します。STAP細胞は、アニマルカルスと理解すればいい、(故)笹井先生が、ネイチャー誌に論文を投稿する際に、これをStimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency(刺激惹起性多能性獲得)細胞=STAP細胞と命名したそうです。
しかも、この技術特許は、指導したシニアオーサーの若山先生が51%の特許配分を持っているらしいです。
そしてマスコミの攻撃を受ける中で、味方であるべき若山先生が、STAP幹細胞のマウス系統が異なる、ES細胞混入説などが積み上げられ、理研を辞職しただけでなく、早稲田大学から博士号も剥奪されて研究者としての道を閉ざされてしまうという結末に至るわけです。

これは、研究会の闇の部分の一端が見え、現代の魔女狩りに近い所業ですね。
彼女には、真実が明らかになる日が来ると思うので、生きていてほしいです。
また、機内では、マネー・ショートというアメリカ映画が上映されていました。
2008年のリーマンショック時にサブプライムローンの破綻を予知し、リーマンショックの裏側で“空売り”を仕掛けた4人の男たちの実話を描いている映画です。
2005年、ニューヨーク金融トレーダーのマイケル(クリスチャン・ベール)は、サブプライムローンの危機を指摘するが、ウォール街では、失笑を買います。(バブル・・・)それに対して、CDSを使って対抗する。銀行家ジャレット(ライアン・ゴズリングス)がマイケルの戦略を知り、ヘッジファンドマネージャーのマーク(ステイーブ・カレル)、伝説の銀行家ベン(ブラッド・ピット)らを巻き込んで空売りを仕掛ける。だが根拠も理論も正しいのに、なぜか住宅ローン債権は暴落しない。下がるどころか上がっていく、しかし、2007年に小さなサブプライムローンが破綻します。ダムの決壊も、一滴の水からと言われていますが、盤石に見えた住宅ローンは、砂上の楼閣のごとく崩れ去り、最終的にマイケルたちは、約6倍の利益を得るというものです。
常識を疑うこと、格付けは全く当てにならないこと、タイミングを誤ると逆に相場は逝くことを教えています。
しかし、1987年上映の“ウォール ストリート”は、結果的にブラックマンデーを引き起こし、2010年の“ウォール ストリート2”はリーマンショックを予言したので、今回のマネー・ショートは、次なる金融危機を示唆しているのではないかということが懸念されます。
ヨーロッパは、特にイスラム教徒の難民が押し寄せており、ヨーロッパ発の金融危機に備えなければなりませんね?
ヨーロッパ発の金融危機で、リーマン以上の金融危機が9月頃来るかもしれません。マネー・ショートで、取りたいものです。

北京に出したCMCCですが、すでに大手銀行(平安銀行・CITICバンク)と契約が済み、インバウンドで、たくさんの患者さんが来るようになっています。
ほとんどは、検診で来られるのですが、中国では上場している検診センターが多数あるにもかかわらず、政府がPETの設置を許可していないようで、したがって、富裕層は検診のために来日することが一種のブームになっています。
一方、習近平さんの政策で、役人の海外渡航規制があり、役人は検診に来ることができません。そこで、海南島に医療特区を作り、海外の医療技術の導入を実施して、役人向けの先端医療センターにしようという構想も企画されています。ボアオと言う場所で、ボアオ・アジア・フォーラムなどの国際経済会議を実施している国際都市です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%A0


私どもも、現在進出を計画しています。
CMCCでは、メデイカル倶楽部の会員権も中国人向けに販売しておりますが、販売が好調で、宇都宮セントラルクリニックのPET検査枠がなくなりつつあります。
したがって、CMCでは、最終の会員募集を今年限りとさせていただこうと思っております。
CMCの営業担当の高田よりアナウンスさせますが、日本人枠を一定数確保して、残りを中国人に販売する形にしたいと思います。
一方で、中国人の患者様も来院されます。
先日来た患者さんは、金融工学の教授で、米国ウォール街にソフトウェアの提供をしている北京大学の名誉教授でしたが、あるがんの術後肝転移で、手の打ちようがないと言うことで来院されました。そこで、まずはトモセラピーで肝転移をすべて照射して、当院で免疫治療とオンコサーミアを実施して、約二ヶ月の治療を無事終了し帰国されました。
提携している北京医大の先生からは、非常に効果があったとの報告を受け安堵しております。
このように末期の患者さんでも、放射線治療でがん細胞を破壊し、その後免疫治療でアブスコパル効果を狙った治療法が今後期待されています。

 

 


この患者さんは、左肺癌の治療を陽子線治療で実施したのですが、骨転移には同時にかけられないので、トモセラピーで照射を実施し、両方のがんが消滅した例です。
その後、メンテナンスのために免疫治療を追加して、治療後四年間再発なく経過しています。
転移していても、オリゴメタスターシス、つまり転移巣が少なければ、それぞれに放射線治療を実施した方が予後がいいことが報告されています。
あきらめずに、ステージ4でも、ご相談いただければ幸いです。
来年をめざして、当院でも放射線治療センターを構築しようと考えています。
栃木県は、茨城県や群馬県と人口的にはほぼ同等ですが、年間の放射線治療件数は、約1000件少なく、治療できる病院数も約半数です。
しかも、両県は、重粒子線治療センターや陽子線治療センターをもっています。
その点、栃木県は放射線治療が遅れていると言わざるを得ません。
神戸の低侵襲がん医療センターを見習って、サイバーナイフとトモセラピーのセンターを構築できればと考えております。
http://www.k-mcc.net/

そのためにも、いろいろな先生方にサポートしていただき、今後も新しい医療の提供に努めて参りますので、よろしくお願いします。




5月 2016
« 4月   6月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031