【リリース】本州初の新型デジタルPET/CTを導入しました。
本州初導入!
新型デジタルPET/CTで被ばく量の少ない検査を受けることができます。
医療法人DIC 宇都宮セントラルクリニック(栃木県宇都宮市屋板町/理事 佐藤俊彦)は、2019年6月3日本州
初導入(国内2機目)となるフィリップス社製の新型PET/CT装置「Vereos(ベリオス) PET/CT」を導入します。
これにより、従来の検査と比べ被ばく量の低減が可能となり、患者様の負担が軽減されると同時に
より高画質の検査画像が撮影できるようになります。
■「PET/CT検査」とは?ブドウ糖に類似した物質に放射性薬剤を付けて検査を行います。
がん細胞は正常細胞に比べてブドウ糖に集まる性質をもっているため
この性質を利用して“がん”の居場所を見つける検査です。
■新型PET/CT装置「Vereos PET/CT」の主な特徴
1.被ばく量の低減
体から放出された放射線を効率よく計測できるようになったことで、患者様へ投与する薬剤の量を
これまでの臨床基準の投与量と比較して約50%(※2)に低減することができます。
結果として患者様の被ばく量を少なくすることが可能です。
2.検査画像の画質向上
従来のPET/CT装置のシステムでは、アナログ信号からデジタル信号に変換する際に
ノイズ(不要な情報)が発生していました。これを最初からデジタル信号を利用することで
ノイズ成分をカットすることができ、最大2倍程度まで解像度や感度が向上(※3)し、画質が向上します。
(図:フィリップス社より) 頭部のPET検査画像。 下図の新型装置では、よりシャープでくっきりとした画像が撮影できる。
■デジタルフォトンカウンティング技術
・・・「デジタルPET/CT」の“デジタル”とはどういう意味か?
PET検査は、放射線の電離作用を電気信号として取り出すことで画像化する仕組みです。
従来はこの電離作用の際に発生するシンチレーション光を検出し、検出器で捉えたアナログ信号を
デジタル信号へ変換する作業(A/D変換)がありました。しかし、新型PET/CT装置「Vereos PET/CT」では
デジタルフォトンカウンティング技術を搭載し、デジタル半導体を利用してシンチレーション光を
直接デジタル値としてカウントするため、従来のA/D変換時に発生するノイズや処理速度を低減することができます。
(図:フィリップス社資料を参考に作成)
・・・検査画像の画質向上
前述のような最新技術を搭載することで、検査画像を作成する際に必要となる情報を効率的に収集することができ
同じ撮影時間でも画質が圧倒的に向上します。画質が良くなることで病変のより正確な診断材料となり、がんの早期発見に繋がります。
(図:フィリップス社より) 全身のPET検査画像。
右図の新型装置では細かな病変がはっきりと見える。
※1 自社調べ
※2 フィリップス社資料に基づく
https://philipsproductcontent.blob.core.windows.net/assets/20180725/81e983f17f414bb18adca928012b7cd9.pdf
※3 フィリプス社製従来装置比
当院では、患者様の負担を軽減し、最先端の画像診断サービスを提供することで、
がんの早期発見に貢献したいと考えています。