お知らせ・トピックス

2017年の年頭に当たって

宇都宮セントラルクリニック 放射線科医 佐藤俊彦

2017年が幕開けとなりました。
本年もよろしくお願いいたします。
今年は、トランプ新大統領が就任し、アメリカ ファーストつまりモンロー主義元年となりそうです。これまでのグルーバル主義から、反グローバル主義へ大きく舵が切られていきます。つまり、世界中の資本が、アメリカに集まって、再びアメリカがよくなり、周辺諸国へトリクルダウンさせるという流れなんだと思います。
つまりドル高・円安方向へ大きく流れが変化し、日本は空前の株高の流れへと向かうんだと思います。


84歳の半数、認知機能に衰え・・・
高齢運転者検査
行政・政治 2017年1月20日 (金)配信読売新聞

75歳以上の高齢ドライバーが運転免許更新時に受ける認知機能検査の年齢別の結果が、警察庁の調査で初めて明らかになった。
 2015年に検査を受けた163万人が調査の対象で、認知症や認知機能低下のおそれと判定された人は年齢とともに増加し、84歳を境に50%を超えていた。100万人を超える高齢者の認知機能を同一の検査で集計するのは国内では初めて。同庁は、21日に北九州市で開かれる研究会で調査結果を報告する。
 同庁によると、75歳以上の高齢ドライバーは約480万人で、3年ごとの免許更新の際、認知機能検査が義務づけられている。
 15年に免許を更新した163万人のうち、検査で第1分類の「認知症のおそれ」と判定されたのは約5万4000人(3・3%)、第2分類の「認知機能低下のおそれ」は約50万人(30・8%)、第3分類の「問題なし」は約107万人(65・9%)。今回、初めて年齢別に分析した。
このように認知症ドライバーが84歳をすぎると50%に見られると言うことで、大変な社会問題となっている一方で、地方は、車がなければ生活できませんので、高齢者が運転しなくても生活できる環境整備やその他の方法など早急に検討する必要があります。
宇都宮市は、典型的な地方都市で、一人一台車を所有している計算ですが、高齢者が集まる病院は特に危険でいっぱいということになります。年末に自治医大で高齢者が運転する車が出庫する際に、歩行者をひいて死亡させる事故がりました。これ以外にも高速道路の逆走、駐車場での転落事故など、数多くの高齢者ドライバーのトラブルが後をたちません。
このような中での代替移動手段としては、すぐにでも運用できるサービスの一環として、UBERがいいと考えます。雨の日などは、宇都宮駅からタクシーが消えてしまいますが、
UBERがあれば、白タクが迎えに来てくれますので、ドライバーにも、高齢者にも双方にメリットがある仕組みを提供できます。このようなサービスは前向きに規制緩和してほしいものです。

私どものクリニックで毎年実施している健康セミナーも、おかげさまで第6回を迎えることができました。今回のテーマは、ずばり認知症です。
私は、昨年夏に、ある人の紹介で認知症を研究している方に会うため佐賀のご自宅を訪問してきました。そこで彼の30年間のアルツハイマー病の研究成果と大学を退官されても研究を続けられているお姿に感銘を受けた訳ですが、彼の研究の視点が、”アミロイド仮説の否定”という観点からのアプローチであることには非常に驚きました。
実は、私も兼ねてからこの”アミロイド仮説”(※)には疑問を感じていました。
同アミロイドβの蓄積は、アミロイドPET検査にてイメージングが可能となりましたが、実際にはアミロイドβが画像で確認されても認知機能に全く関係ない患者さんばかりで、その特異性が評価されないままでいます。つまり、認知症で、アミロイドβがPETで確認される場合はアルツハイマー病が疑わしいという否定診断にしかならないということです。
アミロイドβが蓄積していたとしても認知機能が正常な患者さんが多数いるということは、アミロイドPETが早期診断とはいえません。そこで、当院へは、この薬剤の導入は断念し、従来のFDG-PETにて認知症の評価をする方針をとりました。
そこにイーライリリーが進めていた”ソラネズマブ”の開発中止というニュースが飛び込みます。これは脳内に蓄積したアミロイドβを溶かす薬だったのですが、これを溶かすことができても認知機能が改善しなかったことから、アミロイドβには神経毒性がないこともわかったというものです。
※”アミロイド仮説”とは、何らかの原因で脳内にアミロイドβという異常蛋白がたまり、それが神経細胞を破壊し、この過程でタウ蛋白などが出現すると言われているものです。

米イーライ・リリー、アルツハイマー新薬製品化断念
2016/11/24 7:41
日本経済新聞 電子版
 【ニューヨーク=高橋里奈】米製薬大手のイーライ・リリーは23日、初期のアルツハイマー型認知症向け新薬「ソラネズマブ」の臨床試験で有効な結果が得られなかったと発表した。第3段階の臨床試験で認知能力の低下に歯止めをかけることを証明できず、規制当局への申請を見送ると決め、製品化を断念した。同社は製薬業界で認知症治療薬の開発をリードし、患者からの期待も高かった。
 イーライ・リリーは第3段階の臨床試験の結果を受け、10~12月期に税引き前で1億5000万ドル(約168億円)の費用を計上する。ジョン・レックライター最高経営責任者(CEO)は「アルツハイマー型認知症の症状を緩和させる新薬に期待していた数百万人の人びとのことを思うと失望している」とし、ソラネズマブを含むアルツハイマー型認知症治療薬の開発計画を改めて査定するとした。


そこでわたしは、先述の彼の理論が正しいのではないかと直観しました。
この長谷川先生の理論は、実はアルツハイマー病の原因物質は“ホモシステイン酸”にあるというものなんです。
認知症の患者さんでは以下の太字にあるように「血中ホモシステイン酸」が上昇し、尿中ホモシステイン酸が低下していることから、腎臓からの排泄障害も関係してきます。
(近年、慢性腎臓病(chronic kidney disease: CKD)が認知機能低下の危険因子であることが明らかになってきている。腎機能低下に伴いその割合は増加し、透析患者においては同年齢の健常人と比較して2倍以上に及んでいるとの報告がされている。透析患者ではアルツハイマー型認知症(AD)より血管性の認知症が多い特徴がある。また、透析患者において、大脳白質病変(white matter hyperintensities: WMHs)と認知症との関連が指摘されている。)
逆に体の中で何らかの原因でホモシステイン酸が上昇することも考えられます。そこでこのホモシステイン酸を無毒化することができるサプリメントを開発したのが、長谷川先生です。彼の特許は、サプリメントだけでなく、ホモシステイン酸の計測やホモシステイン酸に対するワクチン開発に及んでいます。
詳細は、2月18日、会場でぜひ長谷川先生の講演をお聞きください。
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また、長谷川先生のサプリメントは、メデイカルリサーチ社で製造販売いたします。
商品名は、”Phenomenon1969”といいます。
社長から、製品の内容や購入方法に関してご説明させていただきます。
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みなさまの、ご来場をお待ちしております。
本年もよろしくお願いします。




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