乳がんの種類と進行は? 治る病気?』 ~教えて竹原先生 vol.5~
○乳がん、ってどうやって予防するの?できるの?
○乳がん検査って、どんな検査があるの?
○胸のしこりが気になって、、、。
なかなか聞きたくても聞けない、乳がんについての疑問や悩み。…
今回は、『乳がんの種類と進行は? 治る病気?』をテーマに当院乳腺外来 竹原先生に教えていただきました。竹原先生、よろしくお願いします。
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A
はい。
乳がんには、様々な分類がなされますが、大きく分けて「浸潤がん」と「非浸潤がん」があります。
非浸潤がんの場合は、がんが乳管上皮、小葉上皮にとどまり周りの組織に浸潤していない状態で、まだ全身に転移する力をがんが持っていないので、取ること(手術)によって理論的には治ります。非浸潤がんの場合は、多くはしこりを感じない状態で見つかることが多く、乳頭からの出血やマンモグラフィーでの石灰化、超音波での組織の異常などによって発見されるケースが多いです。すなわち、検診などで見つかることが多いがん ともいえるでしょう。
一方、浸潤がんの場合は、がん細胞が乳管などを破り周りの細胞にも影響しているがんの事でしこりを作ったり静脈やリンパ管を侵し、転移の危険性もおきます。また、浸潤がんは、しこりの性格や大きさ、わきのリンパ節への転移などにより転移再発する危険性がどのくらいか予測することが出来るので、この危険性やがんの性格に合わせてホルモン治療や抗癌剤治療、分子標的治療などをおこなっていくことになります。
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これまで、早期で発見して治療することをお話ししてきましたが、乳がんは早期癌、とくに乳管内にとどまっている「非浸潤がん」のうちに見つけることがポイントです。
その為には、毎年の定期的な検診や、日頃の自己触診が大切です。
気になる方や、これまで受診したことの無い方は、ぜひお早めにお問い合わせください。
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毎年しっかり検診をして、早期に乳がんを見つけることが、その予後にも大切なのですね。
竹原先生 ありがとうございました。
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