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マンモグラフィガイドライン

マンモグラフィガイドライン
宇都宮セントラルクリニック 理事・放射線科医 佐藤俊彦
マンモグラフィガイドラインでのカテゴリー分類は、1999年日本でアメリカのACRが作成したBI-RADSの分類を参考に作られています。
カテゴリー1・2は精密検査不要、カテゴリー3・4・5は要精密検査という位置づけです。

2003年には、BI-RADSの第4版の最新版で、検診マンモグラフィで悪性を否定できない所見があれば、カテゴリー0として、要精密検査として、後日診断目的のマンモグラフィや超音波検査を実施し、悪性所見が無ければ、カテゴリー1・2、悪性の可能性は低いが、6ヵ月後の経過観察が必要と判断すれば、カテゴリー3、それ以上の悪性度を考えればカテゴリー4・5として病理検査を実施しています。
病理検査で悪性が証明されれば、MRIなどの所見にかかわらずカテゴリー6としています。

このように、いずれのカテゴリー分類はかなり古いガイドラインであることがわかります。
すでにいろいろな媒体でご説明しているとおり、検診マンモグラフィにトモシンセシスが実施されるようになり、遺伝性乳がんには、MRIによるマンモグラフィが推奨されています。当院では、これらの最新の画像診断機器を導入し、もっとも新しい概念で、皆様の乳がんケアをサポートしております。
特に、私どもだけのPEM診療につきましては、PET検診を受診される女性には標準検査として実施しております。
私どものブレストケアに関しては、ぜひ、HPをご覧ください。
https://ucc.or.jp/hospital/breastcenter.html

また、当院では、これらのスクリーニングをお得な価格で実施できるように、セントラルレディス倶楽部を新設しております。
施設の検査件数には、限界がありますので、年会費1200円で確保していただく仕組みです。トモシンセシスによる乳癌検診が12000円のところを2000円、トモシンセシスと乳房超音波検査ABVSを組み合わせた検診が20000円を10000円で受けることが可能です。
https://ucc.or.jp/hospital/breastcenter.html
 
HSBC香港上海銀行が2012年、日本から撤退しました。
アベノミクスである第3の矢は、構造改革などを実施しても、抵抗勢力によりほとんどが骨抜きにされている現状から、外国資本が日本に入ってくる環境を整備するしかないのではないかと考えます。つまり、平成の黒船来襲こそが、第3の矢のように思います。
イギリスは、18世紀産業革命により、世界の工場となりパクス・ブリタニカと呼ばれる繁栄を謳歌しましたが、19世紀後半の大不況で長期デフレをきっかけに衰退が始まりました。その後2度の世界大戦を経て労働党政権下での産業国有化や高福祉政策がイギリスの国際競争力を一段と低下させました。
基軸通貨としてのポンドの信用も失墜し、相次ぐ通貨危機で1976年末にはIMFから緊急支援を受けることになりました。1970年代末にサッチャー政権が登場し、民営化・規制緩和を実施したわけで、労働市場の規制緩和、金融ビッグバンでロンドン市場は、ニューヨークに並ぶ金融センターとしての地位を獲得しました。
労働者の解雇が容易になるということは、企業にとっては機動的に人を採用できることを意味し、グローバル化に対応しやすい政策であったといえるでしょう。
一方、ドイツでは、2003-2005年に、労働市場の規制緩和が実施されています。
第二次世界大戦後のドイツでは、解雇規制などの雇用保護に重点をおいた労働政策と失業者を福祉面から手厚く保護する社会政策により硬直化し、失業率も上昇傾向をたどっていました。
シュレーダー政権になり、ハルツ改革という労働市場改革が実施されて、今日のドイツの繁栄につながっています。
リーマンショック後の世界不況の中でも、先進国中ドイツは目立った失業率の上昇を見ていません。ハルツ改革は、
(1)失業保険給付期間短縮などの失業保険給付制度改革、
(2)社会保険料負担の少ない「ミニジョブ・ミディジョブ」の導入、
解雇制限緩和(解雇保護法が適用されない事務所の範囲拡大)や
有期雇用契約の制限緩和、などの労働市場流動化策、
(3)民間の人材派遣会社等を活用した職業紹介・就労支援体制の強化、などを含みます。
 
これらの改革は、日本の成長戦略に重要で、外国資本を受け入れるために、労働者市場の規制緩和を実施し、高福祉を廃止する方向に舵がきられれば、日本の成長戦略を描ける可能性があるのではないだろうかと考えます。
 
パックスジャポニカを考える際に、金融と医療が今後の成長戦略であることは間違いない事実だと思います。
というのも、WHOが今後20年以内に、がん患者が、現在の1.5倍の年間2200万人が罹患すると予想しています。
ますます、がんの予防、遺伝子治療や免疫治療をはじめとする新しい技術革新が望まれる分野です。
がんは、ウィルス感染症です。子宮頸癌ではそれが証明されているわけですが、現在製薬メーカーは、抗がん剤の開発をほとんど実施していません。今後は、樹状細胞療法などの癌抗原に対する免疫反応や遺伝子治療のようにがんに特有の遺伝子を正常遺伝子に変換する治療およびがんが産生する特異蛋白の合生を阻害する遺伝子を組み込む治療などに経営資源を集中していくつもりです。子宮頸癌ワクチンは、副作用で出鼻をくじかれていますが、非常に有望な予防薬ですので、再度接種を考えてもいいのではないでしょうか?
遺伝子治療に関しては、一度、このコラムでもご紹介する予定です。