皆さま、はじめまして。宇都宮セントラルクリニック 女性棟「フィーメルウイング」センター長の伊藤です。私はもともと小児科医になりたくて医学部に入学しましたが、大学4年の時に大切な母を乳がんで亡くしたのがきっかけとなり、乳腺外科の道に進みました。「乳がんでつらい思いをするひとを少なくしたい。乳がんで誰ひとりも命を落として欲しくない。」これが私の乳腺外科医としての生涯の目標ですが、残念ながら乳がんは、最新の統計で日本人女性の9人に1人が罹患するとされるほどまだまだ増加しているのが現状です。
乳がんを克服するためには、早期の発見と適切な治療を受けることが何よりも大切です。当ブレストセンターには、乳がんをできる限り早期に見つけるための最新の検査機器がそろっています。初めて受診される方、心配なご症状があって急きょ受診される方には、当日にマンモグラフィ、超音波の検査を行いすぐに結果をお話しし、早く安心して頂けるような体制を整えています。また今年5月からは、手術が必要で希望される患者様には、国立病院機構宇都宮病院にて私が手術を担当できることとなりました。診断から手術、その後の薬物治療、フォローアップまで、乳がんに関する診療の大部分を行うことができますので、より安心して当院を受診していただければと思います。皆さまにできる限り安心をしていただくために、我々「フィーメルウイング」スタッフ一同、万全の体制でお待ちしております。