前立腺がん
病気について
前立腺の細胞が正常な細胞増殖機能を失い、無秩序に自己増殖することにより発生します。早期に発見すれば治癒することが可能です。また、多くの場合比較的ゆっくり進行します。
近くのリンパ節や骨に転移することが多いですが、肺、肝臓などに転移することもあります。前立腺がんの中には、進行がゆっくりで、寿命に影響しないと考えられるがんもあります。
一般的に行われている前立腺がんの放射線治療では約38回の照射回数で治療を行いますが、当院ではトモセラピーのIMRT照射技術を用いることで20回での短期照射で治療が行われています。また、サイバーナイフによる定位照射でも治療を行っていますが、こちらは別途他施設におきまして前立腺内への金マーカ留置が必要となります。
症例
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症例1トモセラピーによる治療
照射回数 20回 治療時間 5分 処方線量 60Gy トモセラピーによる治療計画
※本症例は、放射線治療に行った際の治療効果と予想される副作用を十分に説明した結果、放射線治療を希望された。
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症例2サイバーナイフによる治療
照射回数 5回 治療時間 30分 処方線量 35Gy サイバーナイフによる治療計画
※本症例は、放射線治療に行った際の治療効果と予想される副作用を十分に説明した結果、放射線治療を希望された。