膵臓がん
病気について
膵臓がんは膵臓にできるがんで、多くは膵管の細胞から発生します。その他、膵臓にできる腫瘍には膵管内乳頭液性腫瘍、神経内分泌腫瘍などがありますが、膵臓がんとは異なる疾患とされています。膵臓がんは発生しても症状が出にくく、早期の発見は簡単ではありません。進行してくると、腹痛、食欲不振、腹部膨満感、黄疸、腰や背中の痛みなどが起こります。その他、急な糖尿病の発症や悪化がみられることがあり、膵臓がんを見つけるきっかけになることもあります。
症例
-
症例1膵臓がん
膵鈎部に生じた腫瘍に対してトモセラピー治療を実施。
放射線治療から3か月後に撮像されたMR画像では、腫瘍の消失が確認できる照射回数 18回 治療時間 4分 処方線量 45Gy 治療計画
治療前 ▶︎ 治療後3か月
治療前 ▶︎ 治療後3か月
※膵臓がんに対する治療には手術や放射線治療、薬物療法があり、病期や患者状態によって選択をする。本症例は、放射線治療に行った際の治療効果と予想される副作用を十分に説明した結果、放射線治療を希望された。