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女性棟(乳腺外来・女性専用健診)の愛称が決まりました 。『Female Wing(フィーメール ウイング)』

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 皆さま、こんにちは。宇都宮セントラルクリニック Female Wingセンター長の伊藤 淳(じゅん)です。この9月から、当クリニック女性棟(乳腺外来・女性専用健診)のホームページがリニューアルしましたとともに、女性棟の愛称が決まりました。

『Female Wing(フィーメール ウイング)』 この新しい翼に乗って、おいでくださる皆さまに 「大きな安心」と「確かな診断・治療」を、自信を持ってお届けいたします。
 Female Wing スタッフ一同、真心をこめて皆さまのお越しをお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。

乳がんブログ・セカンドステージ

 さて改めまして、今回 乳がんブログのセカンドステージとして、この文章を書かせていただいております。ファーストステージとしては、現在も「乳がん情報ブログ」がホームページに掲載され、沢山の方々からご覧頂いておりますが、こちらは、私が“監修”はさせていただいております。

 現在、当クリニック乳腺外来棟としてInstagramでの情報発信や、月に一度のインスタライブを行わせていただいており、そのなかで、私の乳がんに対する思いや乳がんについての情報などをお伝えしていますが(当ホームページからもリンクがございますので、ぜひ!一度ご覧下さい!)、その中で伝えきれなかったこと、もっと皆さまに知っていただきたいこと、などを発信する場があればいいなと思っておりました。
 このFemale Wing乳がんブログ・セカンドステージは、私がふだん考えていること、私の乳がんに対する思い、皆さまにぜひお伝えしたい乳がんについての最新の情報、などを、私自身のことばで綴れればと思い、今回はじめさせていただきました。
 時々は、乳がんには関連のない、普段の何気ないつぶやきなども書いてしまうかも知れませんが、よろしければ お時間の空いたときにでも、ご覧いただければと思っています。僕も、肩肘張らずにゆったりリラックスして書いていますので、どうぞ気軽にゆったりとしたお気持ちでお読みください(^_-)

テーマは、『Female Wing(フィーメール ウイング)』

さてさて、では乳がんブログ・セカンドステージの最初のテーマは・・・

今回決まりました、私たちの女性棟の愛称、『Female Wing(フィーメール ウイング)』についてです。
いやー、Female Wing。センター長の私が言うのもなんですが、本当に良い名前ですよね。うちの大変信頼するスタッフが考えてくれました。そのスタッフが言うには、「いやー、単に“女性棟”を英語にしただけなんですがーw」とのこと。おお、なるほど、たしかに、空港で「北ウイング」とか言うもんね(「北ウイング」と聞くと、どうしても中森明菜の曲を思い出してしまいます。あー、若いスタッフには伝わらんかなあ・・・)。

私は、このFemale Wingという愛称を耳にして、真っ先に思い浮かんだのが、私の大好きな「翼をください」という曲でした。
「翼をください」 知っていますか?
山本路男作詞、村井邦彦作曲・編曲。1971年に フォークグループの「赤い鳥」がリリースしたそうです(Wikipediaより)。僕がこの曲を知ったのはたしか小学生のとき、学校の合唱祭の課題曲になって、僕がそのピアノ伴奏をすることになり、自宅でよく練習していたんです。
自宅のピアノは台所のすぐとなりに置いてありまして、日曜日の夕方、私が練習をしていると、となりで夕飯の支度をしている母が、いつもそれにあわせて歌を口ずさんでくれました。まだ上手く弾けないうちは、たびたびつっかえて止まってしまい、母の歌声も途切れ途切れだったのですが、スムーズに弾けるようになると 母もとても心地よさそうに合わせて歌ってくれて。その母の優しい歌声が、僕は大好きでした。

私のセンター長挨拶のところにも書かせていただきましたが、私が乳がんを専門とする医師になったのは、母の病気のためでした。私の母は、私が大学2年生のとき乳がんを罹患し、翌年に肺に転移がみつかり、その翌年、私が大学4年生の12月に亡くなりました。母の最期のときのことは、いまでも鮮明に覚えています。いや、正しく言うなら、思い出してしまうととても辛く、すぐ涙してしまうので、ふだんは思い出さないように心の奥底にしまっていたみたいです。今、この文章を書くのに、久しぶりに思い出しました。こんなに鮮明に覚えているものなのですね。夜中、危篤の知らせの電話があり、住んでいた福島市のアパートから郡山の病院へ、手が震えながらクルマを飛ばしたこと。病室に着いたときの、すでに意識のない母の姿。親族が集まった病室。そして・・・呼吸が止まり、モニターがフラットになる瞬間。
ああ、こんなにも鮮明に覚えているものなですね。もう20数年過ぎようとしているのに。

・・・ごめんなさい、涙あふれて止まらないので、ちょっとコーヒーを飲んで落ち着きました。
私も医師になり、今年で20年目となりました。これまで私も、たくさんの乳がんの患者さん、そのご家族の方々と出会い、うれしい思いや、辛く悲しい思いを、患者さん、ご家族とともに感じてまいりました。そして、何人もの大切な患者さんを お看取りしてまいりました。
あのときこうしていれば、患者さんにとってもっと良かったのではないか? 患者さんはもっと幸せに最期を迎えられたのではないか? 悔やまれることも多々ありました。
私の医師としての生涯の目標は、「乳がんでつらい思いをするひとを少しでも少なくしたい。乳がんで誰ひとりも命を落として欲しくない。」ということです。私もいつの間にか、今年でもう47歳になってしまいました。医師として第一線で働くことのできるのもあとどのくらいでしょうか。残された私の乳腺外科医としての人生、この目標を実現するために、母への思い、お看取りしたたくさんの患者さんへの思いを胸に、励んでいきたいと思います。

えーーーーと。
始めに戻りまして(^_^;
「翼をください」 そして 『Female Wing』。
なので、この “つばさ“ という言葉には、私は本当に思い入れが深いのです。
明日からも このFemale Wingで、おいで下さった方に少しでも多くの安心を得ていただけますよう、スタッフ一同、真心を込めてお待ちしております。
また、この乳がんブログ セカンドステージ。ん~だいたい月1~2くらいで更新していければなあと思っています。私の拙い文章に、ここまでお付き合いくださいました皆さま、たいへんありがとうございます♪ 第2回も、どうぞ楽しみにお待ちいただけますと嬉しいです。

Female Wingセンター長、伊藤 淳(じゅん)でした。

 

「翼をください」
山本路夫作詞、村井邦彦作曲
いま私の 願いごとが
かなうならば 翼がほしい
この背中に 鳥のように
白い翼 つけてください
この大空に 翼をひろげ
飛んで行きたいよ
悲しみのない 自由な空へ
翼はためかせ 行きたい
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